人の愚痴を聞くことは、日常の中で避けられないことかもしれません。しかし愚痴を聞くことで、こちらまで暗い気持ちになることもあるようで…。

■約7割「人の愚痴を聞いて暗く…」

Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女595名を対象に実施した調査では、全体で75.1%が「人の愚痴を聞いて自分も暗い気持ちになった経験がある」と回答した。

やはり暗い話を聞くと、その気持ちが伝染してしまうのかもしれない。

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■自分もネガティブに

よく愚痴を聞く機会が多い30代男性は、「私はなぜか、職場で愚痴を聞く役回りになることが多いんです。ある日の昼休みに同僚が上司の悪口や仕事の愚痴をひたすら話してきて、その間ずっと頷いていました。最初は聞いてあげようと思っていましたが、段々と自分もネガティブな気持ちになってきて…」と当時を振り返る。

家に返ってもその気持ちを引きずっていたようで、「愚痴を聞くのは、ここまで精神的に疲弊するのだと思いましたね」と話していた。

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■部下が愚痴を広めた結果

ある部下からよく愚痴を聞かされていた40代男性は、「職場で部下から愚痴を聞くことが、日常茶飯事なんです。ある時、新し配属された部下が不満をしきりに話すようになったので、聞いていました。その内容は私とは別の上司の指導方法に不満があるというものでしたが、近くで見ていて問題はなさそうなんですよね」と考えを述べた。

最終的にはその部下の立場が悪くなったようで、「その部下はあっという間に、上司の愚痴を他の人にも広めてしまいました。ただその上司のほうに人望があったようで、愚痴を広めた部下の立場が悪くなったんです」と状況を話していた。

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■愚痴は苦痛でない

一方で愚痴を聞くのをあまり苦痛でないと考える40代女性は、「私はそれほど、愚痴を聞くのが嫌ではありません。自分も愚痴を言いたいときがあるので、相手の愚痴を聞くことでお互いさまだと感じるんです。親しい友人が家庭の悩みを1時間近く話しきたことがありましたが、ずっと真剣に聞いていました」と話す。

さらに続けて、「その友人が『話せてすっきりした』と言ってくれたとき、自分も嬉しい気持ちになれたんです」と語った。

(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック

【調査概要】

方法:インターネットリサーチ

2024年11月13日~2024年11月17日 
調査対象:全国10代~60代の男女595名