シアトル・マリナーズがロサンゼルス・ドジャースから選手を獲得するかもしれない。米誌『Sports Illustrated』でマリナーズを担当するテレン・コワッチ記者は、「マリナーズがドジャースの余剰内野手をトレードで獲得する可能性がある」と伝えた。

　ドジャースは現地１月３日に、ポスティングシステムで韓国人内野手のキム・ヘソンを獲得。二塁手、三塁手、遊撃手を守れるキム・ヘソンの加入を受けて、ギャビン・ラックス内野手をトレードに出す可能性があるという。

「そもそもマリナーズは今オフ、キム・ヘソンとカルロス・サンタナ（ミネソタ・ツインズからクリーブランド・ガーディアンズに移籍）を狙っていたが、両者とも他球団と契約してしまった。ただ、キム・ヘソンがドジャースと契約したおかげで、ドジャースの内野手を獲得できるかもしれない」

　ラックスをトレードで獲得するには相応の対価を用意しなければいけない。コワッチ記者は「はたしてドジャースに何を提供できるのか。もしドジャースが即戦力ではなく、若手選手に興味があるのなら、マリナーズには有望株が山のようにいる」と、プロスペクトを提供する準備があると記している。

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 　また、マリナーズ専門メディア『Sodo Mojo』のタナー・ヴォクト記者もラックスのトレードでの獲得を示唆。「今オフにフロントは多くの選手を逃してしまった。キム・ヘソンの獲得にも動いたが、オファーが最高額ではなかったと言われている。現状、マリナーズは大きなトレードか、高額支出のどちらかを決断しなければいけない。このままではオフに何もしなかったことになってしまう」と、チームに補強を求めた。

「ラックスは多くの球団が強い関心を示すような注目株ではないかもしれない。しかし、非常に優秀な選手であり、内野手を求めているマリナーズのニーズに合致する。もしラックスがシアトルに加入すれば、チームのキーストーンとしてオールスター級の活躍が期待できるだろう」

　各メディアの担当記者が期待するように、マリナーズは今オフにラックスをトレードで獲得するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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