プレミアリーグでの20試合で出場は16試合、そのうちスタメンに名を連ねたのは8回。得点とアシストはない。リーグカップを含め、公式戦20試合出場の2得点・2アシストという数字は、加入当初に期待されたものとは言えないだろう。
鎌田大地がクリスタル・パレスに移籍したとき、フランクフルト時代の恩師オリバー・グラスナーとの飛躍を期待する声は少なくなかった。ラツィオに在籍した昨季はシーズンの大半で苦しんだだけに、互いをよく知る指揮官の下での活躍が願われた。
だが周知のとおり、イングランドでの1年目は鎌田にとって厳しいものとなっている。チームの不振とスタイル変更もあって、当初描いていたプランどおりにいっていない状況だ。ドイツ時代の活躍から、この新戦力の現状に首をかしげる声もある。
1月4日に行われた第20節チェルシー戦を前に、『French Football Weekly』は「ダイチ・カマダに何が起きているのか?」と題した記事で、日本代表MFの苦境を伝えた。
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同メディアは「ドーバー海峡を渡っても、物語は彼が夢見たような楽しいものからかけ離れている。出場時間が少なく、リーグ戦のスタメンは42%のみ。ロンドンの街でカマダはまだ足跡を残せていない。パレスでの最初の19試合を終え、カマダの成績は複雑だ」と報じている。
「リーグカップのアストン・ビラ戦での決勝点など、時折輝くものの、欧州有数の傑出した攻撃的MFになったときの勢いを取り戻すのに苦しんでいる。プレミアリーグでの少ない出場時間、そしてまだチームへの適応が完全でないことから、新シーズンは難しくなりそうだ。その流れを変えられるかどうかは彼次第となる」
鎌田はベンチスタートだったチェルシー戦は69分から登場。ビハインドを背負っていたチームは終盤に追いつき、1-1で引き分けた。ここ3試合で1勝2分けと、パレスは復調が期待される。
浮上を目指すシーズン後半戦で、鎌田はどのような立場となるのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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