●世界各国から集まったガラスの動物たち
ガラスの材質が好きで動物も好きという専好さん。小学生のある時、「ガラスの動物園がつくりたい」と思いついたのだそう。以来、お父様の海外土産はガラス製の動物たちに。「少しずつ動物が増えていくのがうれしかった」と目を細める。多くのコレクションからの一部を撮影させていただいた。
心にく人生の匠たち
「千人回峰」というタイトルは、比叡山の峰々を千日かけて駆け巡り、悟りを開く天台宗の荒行「千日回峰」から拝借したものです。千人の方々とお会いして、その哲学・行動の深淵に触れたいと願い、この連載を続けています。
「人ありて我あり」は、私の座右の銘です。人は夢と希望がある限り、前に進むことができると考えています。中学生の頃から私を捕らえて放さないテーマ「人とはなんぞや」を掲げながら「千人回峰」に臨み、千通りの「人とはなんぞや」がみえたとき、「人ありて我あり」の「人」が私のなかでさらに昇華されるのではないか、と考えています。
奥田喜久男(週刊BCN 創刊編集長)
<1000分の第363回(上)>
※編注:文中に登場する企業名は敬称を省略しました。