ミート率が格段に上がる「7割スイング」!正しいやり方を解説

プロコーチのモンゴです。ハーフスイング(別名:ビジネスゾーン)がある程度出来る様になったアマチュアゴルファーの方々の悩みで、次に出るのが「この小さい振り幅からフルスイングにどう繋げていくのか?」というお悩みです。

どうしても一段・二段跳びで流行っている難しい応用練習ばかりをやる方が多いですが、それだと一瞬効果は出るかも知れませんが、基本が足りないと良い調子が継続しません。

今回は、距離感を合わせて、スコアを出すためには必須になる、7割スイングの作り方をレッスンしていきます。

「正しい7割スイング」はどう作ればいいか?


スイング中、土踏まずは意識出来ていますか?

僕は常にレッスンでも、YouTubeの動画でも、コースで結果が出続けるように「ミート率を高める」ことについて話をよくしています。

では、ミート率が上がり、芯を喰い続ける、正しい7割スイングの作り方はどうすればいいのか?

ベタ足を1番に意識すること!


練習で右踵の上がりが早いと、コースではもっと早くなります。

まずは、スイングの土台である下半身で「ベタ足」を常に意識する事です。ベタ足を具体的にお伝えすると、両足踵を上げずに、7割スイングのフィニッシュを作る事です。

なぜ「ベタ足」が必要なのか?もう少し詳しく解説します。両足踵とお伝えしましたが、さらに具体的に言うと「右踵」を上げない様にする事です。

と言うのも、前回の基本スイングでもそうですが、今回の練習でも意識しなければ、右踵はすぐに上がってしまいます。

ゆっくりの7割スイングなら、右踵が上がっても手で合わせて打てたりするので、土台への意識が希薄になります。これが、ミート率を落とす根本原因になる事があまり知られていません。

どんな練習でも、無意識にやっている悪い動きを治さないと、いつまで経っても効果が出てきません。試しに、いつもの様にこの練習をした後、右踵がどうなっているかを確認してください。

では、どう作るか?距離も方向も出なくていいので、振り幅が7割でゆっくり打っていきましょう。
フィニッシュで右踵が上がってないか、チェックしながら練習してください。より良い土台を作るためには、左右の土踏まずで踏ん張れていると最高です。

これが出来てくると、1番のメリットが、股関節を使える様になります。股関節をある程度で良いので使えると、スイング軸が保てる様になります。

飛距離アップにも、コントロールショットにも、どちらにも必要不可欠ですので、是非やってくださいね。

「両手のポジション」に注意!


フォローが小さくなっていませんか?

それでは次は、「両手のポジション」にについて、1つのポイントを、お伝えします。

①振り幅のバランスを揃える
この1つを意識することで、芯を喰い続ける7割スイングが早く正しく正確に作れます。それでは①の「振り幅のバランスを揃える!」についてお話しをしていきます。

まず、振り幅を揃えるとお伝えしましたが、正確にはバックスイングからトップで両手が右肩の高さ、そしてフィニッシュでは左肩の高さか少し上、が理想です。

「こんなのが重要なの?」と、思う方もいると思いますが、当たりがバラつく方は、振り幅のバランスがバラバラになっているパターンが多くあります。特に、フォローが小さくなるパターンがよく見られます。上級者やプロは、必ずフォロースルーの方が大きくなっていますよね。

これがある程度出来ている方は、手打ちではなく身体を使ってスイングをして、遠心力も使えている証拠になりますので、ご自身はどうかをまずは素振りでチェックしてくださいね。振り幅のバランスが良ければ、第一段階クリアです。

次は、実際に打っていきましょう。打つと言っても、いつものスピードは出さないでゆっくり振ってください。

例えば、7番アイアンで140yキャリーで飛ぶ方は、100yキャリーまでにしてください。キャリーのコントロールも、後々に効いてきます。最初は、ダフリやトップや方向性は気にせずにやっていきましょう。7割というのは、振り幅とスイングスピードで使います。

まずは、振り幅を揃えられると、スピードのコントロールもやりやすくなります。練習を続けて頂ければ、振り幅とキャリーがコントロール出来る様になってきます。

コントロールショットが出来ないと悩んでいる方は、どんなクラブを持ってもマン振りの練習が多いので、これを機会に、コントロールショットの練習も多めにやってくださいね。

あなたも、必ずゴルフが上手くなります。

いかがでしたか? この記事を参考に、練習してみてくださいね。

モンゴ(森田安寛)
●もりた やすひろ/1975年奈良県出身。東京・千葉などでプロやアマチュアのマンツーマン指導のほか、YouTubeで「ゴルフリバイバーモンゴ」として配信。天城流湯治法の湯治士の資格もある異色コーチ。インスタで毎日ゴルフ上達の情報を配信中。地クラブ専門家がいるインドア練習場「wadogolf」(東京都中野区野方)にて主に活動。
Instagram:@mongo.golf