韓国ボーイズグループ「WINNER」MINO(ソン・ミノ)の社会服務要員怠慢勤務騒動で、兵役法の改正案が発議される予定だ。
去る5日、ソウル新聞によると社会服務要員の出退勤服務の管理に電子方式を取り入れる、いわゆる“ソン・ミノ防止法”が6日(本日)発議される予定であることが分かった。
国会国防委員会に所属するユ・ヨンウォン議員が代表発議したこの改正案には、兵務庁長が所属機関長に社会服務要員の出退勤、休暇および欠勤などの服務管理を電子システムでできるように、情報システムを構築して運営するようにする内容が収められた。
先立って、昨年12月に召集解除を控えていたミノが、社会服務要員の勤務地だったマポ(麻浦)住民便益施設と、麻浦施設管理公団に、正常に出勤していなかったという報道が出て、怠慢勤務疑惑が提起された。
報道によると、ミノはひと月に2~3回出勤し、出退勤記録を手記で作成していた。これに、責任者の裁量によって出退勤時間を偽造するのも可能だったという。国民権益委員会は、出退勤カードを電子的な方法で記録するようにと勧告したが、ミノが勤めた所はこれに従わなかった。
これに、ミノの所属事務所YGエンターテインメントは、頻繁な休暇使用について「病気休暇事由は、服務前から受けていた治療のためであり、それ以外の休暇などはすべて規定に合わせて使ったことをお知らせする」と釈明した。
ただ、ミノと一緒に勤務していたA氏は先月SBS「気になる話Y」に出演して、「(出勤記録は)手書きで記入する。そこに下に担当者がサインをする。それで、年次休暇を使っても出勤として担当者がサインをすれば、分からない」と主張した。
これに、社会服務要員の服務を徹底的に管理しようと“ソン・ミノ防止法”が推進される中、議論になった手記管理方式は廃止されるのか関心が向いている。
一方、ソウル麻浦警察署は先月23日、ソン・ミノを兵役法違反の疑いで立件した。