ニューヨーク・ヤンキース専門メディア『Yanks Go Yard』が斜め上の見解を披露した。
1月16日以降に契約すると言われている佐々木朗希の争奪戦に複数球団が名乗りを上げているなか、米メディアによると優勢なのは、ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレスといった西海岸の球団のようだ。ヤンキースは面談こそ行なったものの、その後に脱落したと言われている。
「国際FAのササキの場合、金額が焦点にはならず、投手育成のインフラや育成実績、チーム力などが重視されている。20球団が育成プランを提出し、ヤンキースを含む数チームが面談に選ばれた。その後に具体的な内容は明かされていないものの、ササキ側は各球団に共通の“宿題”を与え、その解答を基に絞り込みを行なっている」と記した同メディアは、「ササキが何の偏見もなく、各球団とのプロセスを行なったことを称賛したい」とたたえた。
一方で、ヤンキースの脱落が伝えられている現状、「ササキはただ学びたかったのだろう。金銭的な動機による選考ではなく、むしろ彼はドジャースかパドレスのどちらかを選ぶ前に、できるだけ多くのチームを失望させる機会を望んでいたのだ」と、突飛な見解を示している。
「ササキをよく知る人物によると、やはりドジャースとパドレス以外には、とくに好みの球団はないようだ。ヤンキースはササキが下す決断を、息をつめて見守ることになるだろう。現時点で確かなのは、ヤンキースがデジタルゴミ箱のなかにあるパワーポイントのプレゼン資料を作り込んだ、自分たちの努力に満足しつづけることだけだ」
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さらに同メディアは来オフにも思いを馳せた。
「1年後、東京ヤクルトのムネタカ・ムラカミが西海岸の強豪チームに向かう前に、はたしてヤンキースはどれほどの時間を費やせばいいのだろうか」
昨オフに巻き起こった大谷翔平、山本由伸の争奪戦に敗れ、今オフの佐々木にも手が届かないと言われているヤンキース。日本人スター選手を逃し続けているなか、来オフの村上宗隆を巡る争奪戦にも名乗りを上げるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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