明星食品のカップ焼そば「一平ちゃん」からは、たびたび変わり種が登場します。

 1月6日に発売されたのは「明星 一平ちゃん夜店の焼そば 大盛 クリームシチュー味」。なんと「クリームシチュー」味です。

 焼そば×クリームシチュー……果たして一体どんな味なのか、早速購入して食べてみました。

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■ 「クリームシチュー味」は変わり種ではあるが……具材の種類も多くて意外と美味しそう

 「一平ちゃん」の変わり種は、学生時代に「ショートケーキ味」を食べたことがあります。なかなか……その……尖った……前衛的な味がしました。

 今回の「クリームシチュー味」も、かなり攻めた味だとは思いますが、「ショートケーキ味」に比べればかなり美味しそうな予感がします。

 パッケージは某社の「クリームシチューのルー」を思わせるデザイン。黄色を基調に、青文字で「クリームシチュー味」と書かれています。



 蓋を開けて中身を取り出します。小袋は「液体ソース」「特製マヨ」「かやく」の3種類です。



 「かやく」はコーンとにんじん、鶏肉の3種類が入っていて通常のものよりも色が多め。これにくわえて麺の下にはキャベツが仕込まれています。



 そしてよく中身を見てみると、麺と容器との間に挟まれて未動きが取れなくなっている具材があります。



 白っぽい見た目から察するに、じゃがいものようです。

 本当は麺を取り出してその下の具材も確認したかったのですが、蓋を全開にできない都合上断念。まあどうせ食べるときにわかりますから!

 ということで具材はコーン、にんじん、鶏肉、キャベツ、じゃがいもの5種類。具だくさんですね。

 まずは「かやく」を麺の上に開けます。心なしかすでにクリームシチューっぽい香りがします。成分表示を見ると麺にソースが練り込まれているようなので、その影響でしょう。



 お湯を注ぎ、蓋の上でソースを温めながら3分待ちます。





 3分たったのでお湯を捨て、ソースを麺の上にかけます。封を切った瞬間からふわりと広がるクリームシチューの濃厚な匂い。おや、これは本当においしそう。

 あと麺が白いせいで、ソースもかけていない状態なのに、すでにクリームシチューっぽさがあります。





 ソースの色合いはいつもより薄めで、ブラウン。てっきり真っ白なソースが出てくるかと思ったので意外です。

 しっかり混ぜていきます。



 混ぜるとソースの色は麺の白に飲み込まれてしまいます。混ぜる前と混ぜたあとであんまり見た目が変わりません。「本当に混ざってるか、これ?」とちょっと不安です。



 が、よく見ると若干麺が茶色くなっているので、きっと混ざっていることでしょう!

 最後にホワイトクリーム風味の「特製マヨ」をかけ、完成です。





■ 「クリームシチュー」というよりは……2〜3人でシェアして食べるのがおすすめかも

 見た目は塩焼そばっぽいですが、匂いは完全にクリームシチュー。カップ焼そばからクリームシチューの匂いがするという状況に頭が少し混乱してきますが、いただいていきます。

 麺はどこかもったりした感じ。筆者はあまり「一平ちゃん」を食べないので、これが「一平ちゃん」本来のものなのか、「クリームシチュー味」特有のものなのかは不明です。



 ひと口食べてみますが……匂いほどクリームシチューの感じはしません。コンソメっぽい旨味とまろやかなクリームの味はしますが、シチュー感は薄いです。

 パッケージに「焼そば×シチュー 想像以上のおいしさ!」とある通り、おいしいのはおいしいです。

 しかし「焼そばか?」と聞かれると、微妙なところ。クリーム味の麺ということもあり、どちらかというとクリームパスタの方が近いでしょうか。

 そんなことを思いながら食べ進めていると、不意に「わ、シチューだ!」と感じる瞬間がありました。



 どうやら特製マヨが多くかかっているエリアの麺を、口に入れたからのようです。特製マヨは「ホワイトクリーム風味」なので、おそらくここに今回の味の「クリームシチュー」要素が凝縮されているもよう。

 ということは多分、「クリームシチュー味」は特製マヨをかけないと、あまり意味がないかもしれません。普段、カップ焼そばにマヨネーズをかけないという人は、注意が必要です。

 また「クリームシチュー味」を強く感じたい人は、マヨを全体に均一にかけたうえで、混ぜずに食べたほうが良さそうです。

 それから「クリームシチュー味」のもう1つの特徴が、具材の多さ。シチューの定番とも言える5種類の具材を一緒に食べることで、よりクリームシチューを感じることが出来ます。



 これから食べる人は「マヨは混ぜない」「具材も一緒に食べる」を意識すると、満足の行く「クリームシチュー味」体験ができることでしょう。

 ただこの「クリームシチュー味」、おいしいのは間違いないのですが、味のせいもあってか、後半になるとやや飽きてきます。

 おまけにパッケージをよくよく確認してみると「大盛」とあるので、食べるにはそこそこの覚悟が必要。

 2~3人でシェアしながら食べるのがおすすめです。



(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025010606.html