ジーングロスは2月6日に、関西初となるアースバッグサウナを取り入れた宿泊施設「SHIGARAKI SAUNA」(滋賀県甲賀市)を、特別会員限定でオープンする。一般公開は、初夏を予定している。
「SHIGARAKI SAUNA」の
外観イメージ
●荒廃した古民家を改装して観光客の訪問を創造
「SHIGARAKI SAUNA」は、荒廃していた古民家を再生した1棟貸切の施設で、信楽の自然や陶器文化を体感できるプライベート空間を提供する。
「SHIGARAKI SAUNA」内に設置される
アースバッグサウナのイメージ
施設内には、関西初のアースバッグ工法を採用した特別なサウナが設置される。同サウナには、信楽焼の作家たちが作品を制作する際に生まれる廃棄土を再利用して、環境に優しいサスティナブルな理念のもと日本六古窯の1つである信楽焼の「のぼり窯」をモチーフにデザインされている。薪ストーブによる遠赤外線効果によって、ゆっくりと優しく身体の芯から温まれる「土と火」のサウナで、天然素材にこだわって躯体自体が「呼吸」をすることで湿度調整を行う。
施設内にはお茶のサウナも用意
あわせて、日本最古の茶「朝宮茶」の最高級品を焙煎して作った、特別なロウリュウォーターを使用するお茶のサウナも設置される。ロウリュをする度に蒸気とともに豊かな香りが立ち上り、茶畑にいるかのような爽やかな気分を味わえる。信楽の山々を望む開放的な空間で、信楽の自然の恵みと歴史の深さを五感をフルに使って感じられるサウナとなっている。
アースバッグサウナ、お茶のサウナともに穴を開閉することで165通りの空気の流れを作り出せる。季節、天候、気温、湿度といったさまざまな自然環境の中で、最適なサウナを体験してもらうべく徹底したデータ採取を行うとともにテスト入浴を実施し、「いつ来ても息苦しくなく、たくさん汗がかけるサウナ」を実現した。
さらに、地下水を汲み上げ、チラーで調温した心地よい冷たさ、深さに調整した「ととのう」に特化した水風呂を仕立てるとともに、サウナ浴の後に最適な信楽焼の外風呂も完備する。また、サウナ入浴、水風呂、外気浴の導線を適切にデザインすることで、自然と身体がととのうチューニングを施しており、外気浴を楽しめるチェアはさまざまなバリエーションを用意し、好みの体勢でととのえられる。
同施設は最大6名まで宿泊が可能で、室内の信楽焼作家による一点物のインテリアや食器は、その場で購入できるほか後日ウェブサイトからの購入も可能となっている。