ゴールデン・グローブ賞の授賞式が1月6日(現地時間5日)にロサンゼルスで行われ、配信ドラマ「SHOGUN 将軍」が作品賞を含む4冠を獲得した。この日の情報番組は同作の話題で持ちきりとなったが、「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)に「史上最悪のネタバレ」が指摘されている。
番組では、主演女優賞のアンナ・サワイ、そして日本人初となる助演男優賞を受賞した浅野忠信がトロフィーを手に檀上で喜ぶシーンを紹介。スタジオで司会の宮根誠司が「(4部門)総取りですもんね」と語れば、芸能リポーターの長谷川まさ子氏は「そうですね。浅野さんの喜びが爆発されているところも良かったですし、シーズン2がもう本当に楽しみになりましたね」とコメントしていた。「SHOGUN 将軍」はすでにシーズン2およびシーズン3の制作が発表され、主演俳優・真田広之の続投も決まっている。
その後、スタジオでは「所作や殺陣に指導者をつける」「小道具やカツラは京都から取り寄せる」「時代劇の職人を呼ぶ」といった同作のこだわりを紹介。宮根は「ハリウッドなんか見ますと、“なんちゃって時代劇”みたいなの時々ありましたけども、その所作から何から、日本人の精神性からすべて真田さんが背負って世界に打って出てこの賞ですからすごいですよね」と称賛し、「真田さんも浅野さんも、長谷川さん、英語ペラペラですね」と話を振ると、長谷川氏はこう語った。
「本当に、そうですね。ただその、シーズン2になった時にアンナ・サワイさんも、それから浅野さんも亡くなっちゃってるから、次どんな日本人キャストが出てくるのかっていうのも楽しみですよね」
これに対して、コメンテーターの梅沢富美男は「真田くんのいちばんの失敗は第1回に私を呼ばなかったこと」と冗談交じりにシーズン2出演へ名乗りをあげていたが、ネット上では《浅野さん死ぬのか》《今から観ようと思ったのにネタバレかよ》《番組史上最悪のネタバレだな》などと怒りの声が寄せられることになった。
「『SHOGUN』を視聴するには配信サービス『ディズニープラス』の有料会員になることが必要ですが、今回のゴールデン・グローブ賞での快挙を受けて、契約を検討しはじめた視聴者は多いはず。アンナ・サワイが演じる通訳の戸田鞠子、浅野忠信さんが演じる藪重が、シーズン1で命を落とすのは全10話の終盤。ストーリーの予備知識をまったく頭に入れずにドラマを堪能したかった視聴者が怒るのも致し方ないかもしれません」(メディア誌ライター)
シーズン1の配信スタートから1年が経とうとしているが、浅野の演技を楽しみにしていたファンが不憫でならない。