ドジャースが大谷翔平の「天敵」を獲得か? タナー・スコットは4年8000万ドルを希望と米報道

 現地時間6日、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、ロサンゼルス・ドジャースがフリーエージェントの左腕リリーフ投手、タナー・スコットの獲得に動いていると報じた。

【画像】大谷翔平が史上初「50本塁打-50盗塁」の偉業達成!歴史的な1日を厳選ショットでプレーバック!

 2024年ワールドシリーズを制覇したドジャースだが、リリーフ陣の不安定さが課題として残っており、今オフの最大の目標のひとつはブルペンの強化である。

 スコットは2024シーズン、マイアミ・マーリンズとサンディエゴ・パドレスで計72試合に登板し、防御率1.75、22セーブ、84奪三振を記録。キャリア最高のWAR4.0をマークするなど、その能力の高さを証明した。
 『The Fenway Rundown: Boston Red Sox』のポッドキャストで、司会者のクリス・コティロ氏は、「先週、ナショナル・リーグの関係者から、スコットが4年8000万ドル(約126億円)を希望していると聞いた」と伝えた。この金額は、ドジャースにとっては十分に支払い可能な範囲であり、スコットの能力を考慮すれば妥当な金額と言えるだろう。

 米メディア『FANSIDED』のザカリー・ロットマン氏は、スコットを大谷翔平にとっての「天敵」と表現し、両者の対戦成績を挙げた。「大谷はナショナル・リーグ・ディビジョン・シリーズでパドレスと対戦した際、スコットと4回対戦したが、4打席すべてで三振に打ち取られている。スコットに対しては、これまでの対戦で13打数1安打、7三振と苦戦しており、14打席でわずか2度しか出塁できていない」と指摘した。

 ドジャースはすでにサイ・ヤング賞受賞者のブレイク・スネルを獲得するなど、投手陣の強化を進めているが、リリーフ陣の補強は依然として不可欠な課題だ。スコットの加入は、ドジャースのブルペンをさらに厚くし、チームの競争力を高めることにつながるだろう。今後の動向に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】パドレスが佐々木朗希の争奪戦から撤退か 「国際ボーナスプール」でドミニカ共和国出身の17歳内野手を獲得予定と現地メディア

【記事】リハビリ中の大谷翔平、私服での投球練習の様子をド軍メディアが共有 GMは順調ぶりを語るも復帰急がず「日に日に良くなっているが…」

【記事】レッドソックスにア軍の強打者ルッカー獲得を米記者が進言! トレード放出の候補に吉田正尚も?