いやー、感動した。「激辛が好き」「中華料理が好き」「四川の味が好き」「本場の人が食べるグルメが好き」という人にとって、松屋の『水煮牛肉~四川風牛肉唐辛子煮込み~』は神域レベルで満足できる一皿だと感じた。

<松屋公式サイトによる水煮牛肉の紹介文>

「やわらかい牛肉の旨味とシャキッとした玉ねぎやキャベツの甘味をアツアツの激辛スープで煮込んだ逸品! 鶏ベースのスープにたっぷり唐辛子、花椒、辣油をミックスし辛さはMAX!」

あらゆる地域で中華料理を食べてきたが

台湾、香港、チベット、内モンゴル、丹東、四川、あらゆる地域で中華料理を食べ、激辛料理も食べてきた。帰国後、そんな本場の味を求めて日本の「本場の中華」をウリにする飲食店で料理を食べ、ガッカリしたことも多々あった。そして「なぜ日本では本場の味が食べられないのか?」「日本では無理なのか?」と絶望していたのだが……。

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松屋のハイレベルな水煮牛肉がもたらす感動

松屋の水煮牛肉は「本場の味そのもの」と断言したい。松屋の水煮牛肉が四川の飲食店で出されたとしても、現地人が満足できる味に仕上がっているはず。もちろん、客の立場では計り知れない松屋の努力によって生み出された「松屋だけの味」なのは間違いないが、食べて「本場の味そのもの」と感じたのは紛れもない事実。そして四川省・成都で食べた数々の魅惑的な激辛料理を思い出したのであった。

料理を食べて、過去のグルメ体験がよみがえる。それは、よほどのことがないかぎり発生しない現象。このハイレベルな水煮牛肉が、チェーンレストランである松屋で、リーズナブルな価格で食べられる。感動と驚きを禁じ得ない。