【WWE】2025年ロウ初回で遺恨対決実現 パンクがGTS連打でロリンズとの激闘制す

 ロウが現地時間6日、カリフォルニア州ロサンゼルスで行われ、CMパンクがセス“フリーキン”ロリンズとの遺恨対決をGTS2連発で制した。

 2023年11月にパンクが約10年ぶりにWWE復帰以来、遺恨を深めてきた両者。少年時代のロリンズを手ほどきしたパンクが格下扱いすれば、ロリンズはパンク不在のWWEを最前線で戦って支えてきたプライドをむき出し。パンクを「がん細胞」呼ばわりし、WWEからの除去を宣言していた。

 2025年のロウ初回で、ネットフリックスでの配信初回となったこの日、ついに両者の一騎打ちが実現した。激しい殴り合いで幕を開けると、ロリンズはラリアットを連発。トペスイシーダで突っ込んで先制打を放った。パンクもショルダースルーでバリケード外に投げ飛ばして応戦。リングに戻るとロリンズのカーブストンプ、パンクのGTSがいずれも不発に終わる読み合いを展開した。

 ロリンズがエルボースタンプを連打すれば、パンクはフロントハイキックで応戦。雪崩式スイングネックブリーカードロップで叩き落とした。串刺しジャンピングニーを連発し、プランチャを発射。ロリンズが掟破りの逆GTSを敢行したが、パンクは掟破りの逆カーブストンプで徹底抗戦。すかさずGTSによる仕上げを狙った。

 これはロリンズが阻止し、再び掟破りの逆GTSを決めた。カーブストンプはパンクが場外に退避したが、追いかけたロリンズは実況席上でのペディグリーを敢行。リングに戻すとペディグリーで追い討ちをかけた。パンクがハイキックで反撃しても、パワーボムでコーナーに投げつけ、カーブストンプをさく裂させた。

 ピンチを迎えたパンクだったが、ニアロープで命拾い。ならばとロリンズはトップロープからの雪崩式ブレーンバスターで叩き落としたが、次の瞬間、パンクがGTSをさく裂。グッタリしたロリンズに再びGTSをぶち込んで3カウントを奪った。

 激闘となった遺恨対決はパンクに凱歌。疲労困ぱいとなりながらも勝ち名乗りを受けたパンクは2025年初戦で幸先いいスタートを飾った。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。