ダービーで宿敵に惨敗した次の試合は、ベンチスタートだった。古橋亨梧の立場にどのような影響があるだろうか。
セルティックは1月2日、スコットランドリーグ第21節でレンジャーズに0-3で敗れた。この試合で後半途中にベンチへ退いた古橋は、続く5日の第22節セント・ミレン戦で先発外に。スタメンだったアダム・イダとの交代で83分からピッチに立ったが、得点には至らなかった。
『FootballFanCast』は6日、「どちらもセルティックのスターとなるべき信頼できる、相手にとって致命的な9番であることを示せていない」と、今季の古橋とイダが十分な出来にないと報じている。
「キョウゴはプレミアシップでイダより多い13試合に先発出場している。直近のセント・ジョンストン戦で2得点をあげたものの、今季はゴール前で決定力が印象的とは言えない。残念ながら、日本人FWは安定してクオリティの高いパフォーマンスを出せていない」
「キョウゴは信じられないほど、味方がつくってくれた質の高いチャンスを無駄にしている。そして『ビッグチャンス』をつくれていない。8得点で『ビッグチャンス』逸失15回という数字は、チームメートの創造性の大半を生かせておらず、ファイナルサードでキョウゴやイダ以上のクオリティをもたらせる別のFWを獲得すれば、セルティックは恩恵を受けるかもしれないということを示している」
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同メディアは「ブレンダン・ロジャーズ監督は夏のターゲットだったひとりに対する関心を再燃させることで、日本代表ストライカーからの夢のアップグレードを実現させられるかもしれない」と報道。夏にセルティックが関心を示したMLSのロサンゼルスFCに所属するマテウシュ・ボグシュが、古橋を上回る存在になるかもしれないと指摘した。
「マテウシュ・ボグシュは昨年のMLSで36試合に出場し、16得点。『ビッグチャンス』逸失は5回だけだった。得点期待値9.20で16得点だ。一方、キョウゴは今季のリーグ戦で得点期待値11.46の8得点。両選手のフィニッシュのクオリティの差が示されている」
「また、ボグシュはMLSで味方のために『ビッグチャンス』を9回つくっている。味方を試合に絡めるために現在の日本人FWよりも多くのことができるかもしれない」
アンジェ・ポステコグルー前監督が去って以降、それまでのような数字でないのは確かだ。一方で、古橋がセルティックで83ゴールを挙げた実績に疑いの余地はない。クラブとロジャーズ監督は日本代表FWをどのように見ているのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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