夫婦喧嘩はなぜ起こるのか
夫婦喧嘩が起こる主な原因は、「承認欲求」と「処罰欲求」の二つです。
承認欲求とは、たとえば「自分の正しさを証明したい」「自分が間違っていないことを相手に理解してほしい」といった欲求です。
一方、処罰欲求は「自分にこんな仕打ちをした相手を懲らしめたい」「間違ったことを主張している相手に謝ってほしい」といった欲求です。
いずれも欲求や感情のコントロールが苦手な人からすると、克服が難しい課題かもしれません。
しかし、夫婦関係はお互いに感情をコントロールし、相手に敬意を払い、良好なコミュニケーションを交わすことで発展していきます。
つまり「我欲の克服」は、夫婦関係を発展させるために欠かせない要素なのです。
夫婦喧嘩になったときは自分の感情や欲求をとりあえず横に置いておいて、冷静に状況を分析しましょう。
問題の解消がどうしても難しい場合は、夫婦カウンセリングを受けてみるのもおすすめです。
(広告の後にも続きます)
夫婦喧嘩をしない夫婦の共通点
ここまでお読みになった方なら既にお気付きでしょう。夫婦喧嘩をしない夫婦の共通点は、「お互いに処罰しようとしない」ということです。
つまり「お互い感情や欲求に囚われない」ということ。
「相手を処罰したい」という欲求がないため、感情的になる必要もありません。
夫婦の間ですれ違いや誤解が生まれても、揺るぎない信頼関係があるのでお互いに相手を疑いませんし、むしろそうした状況を「夫婦の精度を高めるためのチャンス」とすら考えます。
相手に対して不信感があったり敵対心があったりすると、問題が起こったときに処罰欲求や承認欲求が生まれやすくなります。
そうした醜い感情が生まれないようにするには、パートナーとしてしっかり向き合い、揺るぎない信頼関係を築くしかありません。
夫婦喧嘩をしない素敵な夫婦を目指すなら、まずは「喧嘩をしたときに冷静に話し合うこと」が習慣づけられるよう意識するのがおすすめです。