「5年前、10年前じゃ考えられない」青学大・原晋監督が箱根駅伝で“新時代”を感じた瞬間。沿道の光景にも驚き「女性ファンが増えましたね」

 1月2日・3日に行なわれた第101回箱根駅伝は、青学大が10時間41分20秒の大会新記録で2年連続8度目の優勝を飾った。チームを率いる原晋監督が、新時代を感じた瞬間について語った。
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 2004年に青学大の監督に就任した原監督は、「まず普及というPR的なところでいったら、ファンの若い層が増えたね。朝早くから沿道に駆けつけてくれて、あるいはオールで芦ノ湖に行く多くの皆さん。特に女性ファンが増えましたね」と以前との違いを指摘。「駅伝界も捨てたもんじゃないなと思いました」と率直な想いを明かした。
  さらに、原監督は出場選手の10000メートル記録について言及。「実際に事実として27分台が20人近くいるんですかね。27分台と28分台を合わせたらもう約200人近くいるんじゃないかな。それはもう5年前、10年前じゃ考えられないこと」と急激なレベルアップに驚きを隠せない様子をみせた。

 今回、10時間55分5秒の総合11位で、惜しくもシード権を逃したのは順大。原監督は「ゴールタイムもシード権から漏れる11位が10時間55分とか、5、6年前だったら優勝できた記録でしょ。だから、この学生界のレベルアップは素晴らしいものがある」と目を輝かせていた。

構成●THE DIGEST編集部

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