【①Fender ’62 Stratocaster American Vintage 2010 ②Marshall Lead12 1989】(千葉県 Strato Rockstar 52歳)

まだ10代後半だった1990年頃、高校生バンドでGUNS N’ ROSESをコピーしていた辺りからレス・ポールが好きになり、深く知るほど現行の商品よりもヒストリックなモデルに傾倒していきました。

とは言え、当時ですでに高価すぎた「本物」のビンテージ物は経済的にも身の丈にも合わないため、リイシューモデルの存在は心からありがたく、これまで何本もお世話になってきました。※新品を自分の手で使い倒していきたい自分の嗜好にもマッチしていました。

思えば10代から20代の頃に興味を持った色々な事‥ギターやミュージシャンはもちろん、クルマや腕時計、ライダースやブーツにデニムのブランド、果ては好きになったムービースターまで、50を過ぎた現在に至ってもその選択肢は大きく変わっていません。

多感だった年代に吸収したものは、経験と共にセンスが磨かれて、徐々に自分自身というアイデンティティとなっていくのでしょうね。

30代の頃からはストラトに生涯の忠誠を誓い今に至りますが、このモデルは40歳で新たに手に入れた子です。
ほとんど自宅から出たことのない箱入り娘(息子?)ですが、おそらく生涯最後の一本になると思っています。

17歳で購入したマーシャルのアンプがもう35年以上のお付き合いになりました。(自分にとって)最高のものを、このアンプのように大切に所有していきたい‥

自然にエイジングされたクロームパーツのくすみや、うっかり付けてしまったボディのキズなんかも、自分とこの子だけが共有する、愛おしいヒストリーなのです。

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そうですよねー、歳を重ねてから手にするものというのは、自分にとっての要不要をきちんとクリアしたうえで、それまでに培った価値観や自らのアイデンティティに寄り添ったものになりますよね。要するに、人柄やその人の人生観などが持ち物に表れるということ。そして何より長く愛でているアイテムというのは、その人の美学が若き日からブレることなく息づいてきたことの証。Lead12を今もなお愛用し続けることのカッコよさは、ギター大好き野郎なら誰もがうなずくところでしょう。あの頃のアメリカンヴィンテージのスラブ・サンバーストだなんて、今やお宝だよなぁ。(BARKS 烏丸哲也)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
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