サウジアラビアで1月6日に行なわれたスーペルコッパ・イタリアーナ決勝で、ミランがインテルに3-2で勝利。8年ぶり8度目の優勝を果たした。
この歓喜の立役者となったのが、24年12月30日にパウロ・フォンセカ前監督の後任に就いたセルジオ・コンセイソン新監督だ。
準決勝のユベントス戦ではフォーメーションの変更や交代策を駆使し、前体制下では一度もなかった逆転勝利に導くと、この試合でも2点のビハインドを跳ね返した。
50分に投入したラファエウ・レオンのアシストで77分から出場したタミー・エイブラハムが決勝ゴールを奪うなど、巧みな用兵が光った。
データ会社『Opta』によると、就任2試合目でのタイトル獲得は1929-30シーズン以降にミランを率いた監督としては歴代最速記録とのこと。またミランで外国人監督がタイトルを獲得するのは78-79シーズンのニルス・リードホルム以来、47年ぶりの快挙だという。
【動画】ミランが宿敵インテル撃破! スーペルコッパ決勝のハイライト
イタリアメディア『Mediaset』によると、コンセイソン監督は「簡単ではなかったし、環境も最高ではなかった。重要なことに取り組むための数日があり、最高の2チームと対戦した。選手たちは私たちが求める全てを吸収してくれた」と選手たちを称賛。
続けて「ミスはあったし、多くの課題がある。我々にはチャンピオンズリーグがあり、国内でもミランは必ずトップ4に到達しなければならない。 明日からまた仕事だ」と次なる戦いに視線を向けた。
10番を背負うポルトガル代表FWレオンも「数日間で彼が成し遂げたことを考えると信じられない。初めて彼を見たときエネルギーを感じた。目に見える変化があった。今日の試合もユベントス戦もそれを示してくれた。監督は僕たちに正しいメンタリティーをもたらしてくれたんだ」と同胞の指揮官を激賞した。
新体制下で最高のスタートを切ったミランの戦いに注目だ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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