2. だんご汁屋『だんご汁屋』

だんご汁屋』(大阪府大阪市西成区萩之茶屋2-10)。信じられないかもしれないが、午前3時に開店し、午前8時には閉店してしまうだんご汁屋がある。その店名は『だんご汁屋』。そのまんまの店名である。

一定時間だけ飲食店を間借りする飲食店が増えているが、『だんご汁屋』は間借り店ではない。昼間も夜も営業しておらず、深夜営業の『だんご汁屋』しかやってない。完全にだんご汁専門店。メニューはシンプル。メインはだんご汁(200円)のみ。トッピングでニンニク(50円)、玉子(50円)、天かす(50円)がある。今回は贅沢にもトッピング全部入りのだんご汁オーダー。手際よく作られるため、オーダーから十数秒後には完成。

だんご汁には極めて柔らかく仕上げられた、平べったいだんごが入っている。野菜はざく切りキャベツ。その上にトッピングのニンニク、玉子、天かすが盛られている。見た目はたぬきうどんに見えるが、テイストは豚汁に近い。ドロッとした汁が「作った次の日の豚汁」「煮込みまくった豚汁」のようなテイストでたまらなく美味。

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3. 食堂『きらくの中華そば』

きらく』(大阪府大阪市西成区萩之茶屋1-9-8)。

大阪に行ったら絶対に食べてほしいホルモン中華そば。ホルモン系の料理がおいしいといわれている大阪だが、特に『きらく』のホルモン中華そばは絶品。『きらく』のメイン料理はホルモンうどんだが、麺を蕎麦や中華そばにすることもできる。ホルモンうどんがおいしいのは間違いないが、密かに人気なのが、ホルモン中華そば。それと一緒にホルモン皿と瓶ビールをオーダーすれば、まさに完璧セット。

ホルモン中華そばは、麺にホルモンの旨味がガッツリと浸透していて中華麺とホルモンの旨味融合が炸裂。この中華麺、うどんよりも自己主張が強いので、味覚的に強い食べ応えを感じる。

醤油ベースのスープも絶妙で、塩気が黄金比率ともいえる「しょっぱすぎない」「薄すぎない」という仕上がりのため、ゴクゴクと飲めてしまう。うまい、うますぎる。塩分が気になるものの「どうなってもいい」という気持ちにさせてくれる。飲まないともったいない。