新たなやり込み要素が多数追加されているHD-2D版『ドラクエ3』では、ファミコン版時代にはそこまで使わなかったアイテムが大活躍しているという声があがっています。ファミコン版から効果がグレードアップしているアイテムもあり、「道具屋で99個買い込んでから旅に出る」という強者もいるようです。
キラキラ探索のときに使いたくなる「せいすい」
【画像】え…この改変は嫌すぎる! コチラがHD-2D版で往年のファン「あかん」となったビジュアルです(3枚)
ダンジョンの天井に頭をぶつけていた時代が懐かしい!?
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(以下、ドラクエ3)では、ファミコン版や過去のリメイク版にはなかった職業やイベント、アイテムなどが追加されています。もちろん新たに追加された呪文やアイテムも有益ですが、過去作では序盤以降は使わなくなっていたアイテムが終盤まで活躍できるようになりました。
HD-2D版『ドラクエ3』で意外に活躍するアイテムの代表格が「やくそう」です。仲間のHPを30程度回復してくれるアイテムで、縛りプレイでない限り、パーティーの回復役として「僧侶」や「賢者」を入れる人が多いこともあり、「冒険の序盤しか使わなかった」という意見が一般的だったかもしれません。
しかし、今作では「どうぐぶくろ」で1種類のアイテムにつき999個まで持ち運べること、仲間ひとりあたり装備品も含めて20個までアイテムを持てるようになったことから、やくそうを大量に買い込めば、僧侶を仲間に入れなくても冒険が容易になったのです。さらに、仲間のHPを50程度回復する「上やくそう」や、仲間のHPを80程度回復する「特やくそう」も新たに加わわりました。
ほかにも、役立つアイテムとして挙げられているのが「せいすい」です。HD-2D版『ドラクエ3』では、フィールド上の「ひみつの場所」や、アイテムが落ちている「キラキラ」を探索する新たなやり込み要素が加わりました。そこで負担になるのが「フィールド上のエンカウント率の高さ」でしょう。「『せいすい』を使ってもエンカウント率は高い」と感じるプレイヤーはいるものの、「気休めでもいいから敵と遭う確率を下げたい」という思いから、使用頻度が上がっているようです。
1個20ゴールドで買える手軽さと、「トヘロス」と異なりMPを消費しない点も魅力のひとつです。特技「しのびあし」を覚える「盗賊」をパーティーに入れていない場合は、やくそう同様に買い込みたいアイテムです。
また、やり込み要素を快適に進めるうえで欠かせないアイテムが「キメラのつばさ」です。HD-2D版『ドラクエ3』では、洞窟や塔のなかでも使用できるうえに、一度行ったダンジョンやほこらも行き先に選べるようになりました。「便利過ぎる」「『リレミト』の使い道がなくなった」と言われるほどの仕様変更がされています。
さらに便利になったと感じるのが、町や城内で使うシーンです。HD-2D版『ドラクエ3』では、グラフィックが立体的になったことにより、町の探索に時間がかかるようになりました。「はぐれモンスター」を探すために、過去に行った町へ戻ったり、「小さなメダル」をメダル王に渡すために「アリアハン」へ戻ったりする手間も、キメラのつばさを買い込んでおけば手間が省け、「ルーラ」習得前はやはり買い込み必須のアイテムです。
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
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