女帝があの人とタッグを組んで再び…?
そんな中、都議選では小池百合子都知事の動向も注目されている。
現在、都議会の第一会派は自民党ということもあり、小池氏は昨年7月の都知事選で自民の支援を受けるなど、自民と良好な関係を築いてきたが、以前から国民民主の玉木雄一郎代表(役職停止中)とも近い関係で知られている。
「衆院選で一気に知名度を上げた玉木氏と小池氏がタッグを組んで、都民ファーストの会や国民民主が一気に風を吹かせる可能性もあります。自民が参院選の前哨戦である都議選で惨敗すると、ますます石破首相の求心力の低下につながってしまうでしょう」(全国紙政治部記者)
いまだに首相の座をあきらめていないと噂され、永田町の自民党からも警戒される小池氏。昨年は3選を果たし、最近では都庁内での女帝ぶりに拍車がかかっているという。
「大晦日夜に、都庁前の広場で俳優の今井翼さんなどを招いて華々しいカウントダウンイベントが開かれました。小池氏はもともと出席の要請をされていなかったのに『自分が主役』と言わんばかりに『私が出ていかないと、意味ないじゃん』と言い放って、イベントへの登場を決めました。
それでも参加者は当初の想定の3分の2ほど。参加者は真夜中の広場で凍えていた一方、小池氏は議会棟の高層フロアでストーブに当たりながら、都庁に映し出されるプロジェクションマッピングを楽しんでいました。幹部は『自分ファースト』の小池氏に従うばかりで、的確なアドバイスをする人はいません」(東京都庁関係者)
自民党時代には石破首相と距離が近かった小池氏。9月の総裁選直後には「石破さんにとっては5度目の正直ということで、新総裁就任をうれしく思う」と祝福していたが、夏の主役をかっさらっていくのだろうか。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班