Hollyland「LARK M2S」レビュー。極小を極めたU字クリップ式ラベリアマイク[OnGoing Re:View]

発売されるのは3パッケージ。低価格なのが嬉しい

発売されるのは、

  • LARK M2S コンボ(カメラRX + USB-C RX + USB-C to Lightning変換ケーブル付き):税込24,200円
  • LARK M2S ミニコンボ(カメラRX + USB-C RX付き):税込23,200円
  • LARK M2S USB-C RX付き:税込19,800円

と、なっている。

コンボはカメラ接続とスマホ接続を前提としたモデルで、コンボとミニコンボの違いはLightning変換ケーブルの有無だ。「USB-C RX付き」は2つのマイク送信機とUSB-C接続の受信機のセットだ。

どのセットにしても、プロレベルの機能とサウンドなのに低価格なのはありがたい。一方、ライバルとなるのは先日発売となったDJI Mic miniだろう。価格もほぼ一緒だ。音質も遅延もほぼ変わらないし、電波の到達距離なども同等と言える。どちらがいいかは、運用方法で選ぶことになるわけだが、両者の違いを挙げておくと、

  • 使い勝手はでM2S(Mic miniはスマホなしでモード変更ができないなど)
  • 取り付け方は引き分け(Mic miniはかなり分厚く、服の中に入れるとかなり膨らむ)
  • 収納・持ち運びでは甲乙つけ難い(Mic miniはジャマーを付けたまま充電ケースに入れられ、送信機単体での充電ポッドが用意されているが、ケースサイズはM2Sがかなり小さい)
  • 拡張性はMic mini(比較しようがないのだが、Min miniはOsmo Pocket3などとダイレクト接続できる)
  • このように、甲乙つけ難いのだが、運用時にマイクを目立たせたくない、隠したいという用途ではM2Sが勝る。

    実際の映画で使った様子を紹介すると、筆者はM2とM2Sの両方を適宜使い分けた。前述のようにマグネットで胸元に取り付けることもあれば、U字クリップで簡単に引っ掛けることもあった。どちらも持っているのがベストだと思う。通常のインタビューやYouTubeではM2Sが圧倒的に使いやすいと思う。

    Hollyland LARK M2S ワイヤレスラベリアマイクコンボ(スペースグレー)

    価格:税込24,200円

    Hollyland LARK M2S ワイヤレスラベリアマイク USB-Cプラグ付き(デュオ/スペースグレー)

    価格:税込19,800円

    Hollyland LARK M2S ワイヤレスラベリアマイク 送信機(スペースグレー)

    価格:税込6,500円