「このラインナップに匹敵するチームはいない」ソト加入のメッツ打線に米メディアが“球界屈指”と評価 「球宴・MVPクラスが揃う」とも指摘 

 FA市場最大の目玉と位置付けられていた、フアン・ソト獲得に成功したニューヨーク・メッツ。開幕前の現時点において、新シーズンへの期待はやはり大きなものとなっており、特にオフの主役が加わった打線はすでに現地メディアからも高い評価を得ているようだ。

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  米スポーツメディア『FANSIDED』が現地1月7日配信となったトピックにおいて、新シーズンにおけるメッツのラインナップを占うとともに、豪華な顔触れが揃う打撃陣への見解を綴っている。

 同メディアは、2025年のメッツを「フアン・ソトがチームを率いる」と評しながら、スタメンに名を連ねるであろうであろう主力打者を予想。最初に、今オフFAとなっているピート・アロンソの去就に言及し、「メッツが再契約しない可能性は低いだろう」と見込んでおり、「アロンソがラインナップに加われば、メッツには2025年のオールスターになり得る選手が5人揃うことになる」と指摘。2024年の球宴に出場したソト、アロンソに加え、「昨年、惜しくも(オールスター選出から)漏れたブランドン・ニモとフランシスコ・リンドーア、そしてマーク・ビエントスもシーズン開始時点でメジャーのロースター入りしていれば選ばれていた可能性がある」と説いている。

 また、打線での数少ない補強ポイントにも目を向けており、「アロンソと再契約することを前提にすると、ニューヨークが改善を必要とする唯一のポジションは指名打者(DH)だ」などと主張。その上で同メディアは、「リンドーアとソトはMVP級の選手だ。ビエントスとアロンソは圧倒的なパワーを持つ。ニモはゲーム内で最も過小評価されている選手の1人だ」とそれぞれの打者の印象を綴り、「指名打者としてもう1人ビッグバットを加えることができれば、このラインナップに匹敵するチームはほとんどいないだろう」と見通している。

 加えて同メディアは、「昨シーズン、メッツは意外にもナ・リーグ優勝決定シリーズまで進出した」などと前年の戦いぶりにも触れながら、「主力がほぼそのまま残る中で、ソトのような実力者を加えたことにより、ファンはワールドシリーズ進出の夢を描いている」と期待の大きさを表現している。

 ソトをはじめとする強打者が並ぶラインナップは、多くのファンの視線を集めることは間違いない。そして2025年のメッツは、「優勝候補」の一角との呼び声とともに挑むシーズンとなりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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