【AEW】ケニーがオスプレイと対面 次週AEW復帰戦が決定、ブライアン・ケイジと対決

 AEWダイナマイトが現地時間8日、テネシー州クラークスビルで行われ、ケニー・オメガがドン・キャリス・ファミリーの集団暴行にあったものの、ウィル・オスプレイが救出。復帰早々、オスプレイとの対面が実現したケニーは次週、ブライアン・ケイジを相手にAEW復帰戦に臨むことになった。

 ケニーは憩室炎のため2023年12月から長期欠場を余儀なくされたが、新日本1・5東京ドーム大会で復帰。大流血に見舞われながらもゲイブ・キッドとの31分を超える死闘を制し、約1年ぶりの復帰戦を勝利で飾った。

 2025年初回となったこの日のダイナマイトにケニーが登場。ゲイブ戦の激しさを物語るように、頭部にばんそうこうを施したケニーは欠場中の心境を告白。「この1年はジェットコースターのような日々だった。手術が成功した後、二つの疑問があった。回復にはどれくらいかかるのか? そしていつリングに戻れるのか? 医師はリングに戻ったり、かつてのケニー・オメガに戻ったりするのはおろか、『普通の生活に戻れたらラッキーだ』と言った。あきらめるのが一番安全な選択肢かもしれないと思った瞬間もあった」と話した。

 一度はリングを降りることも考えたというケニーだが、「その選択肢を考えたとき、みんながそばにいてくれなければ、私に何の意味があるのだろうと気づいた。日本で自分の目的を見つけました。リングの上で全力を尽くさなければ、私は生きているとはいえない」と翻意。1年以上の歳月を経て復帰にたどり着いた。

 そこへ遮るようにドン・キャリスが入場通路に現れた。どうやらドン・キャリス・ファミリーは復帰間もないケニーに狙いを定めたようだ。キャリスに殺到したケニーは馬乗りになって殴りつけたが、ケイジとランス・アーチャーがやってきて二人がかりで鎮圧。リングに連れ戻されたケニーは必死の抵抗を見せるものの、アーチャーに羽交い絞めにされると、そこにやってきたカイル・フレッチャーに額の傷を殴打されてしまう。さらにケイジがボディブローを見舞った。

 ここでオスプレイが現れた。迎撃しようとしたアーチャーをイス攻撃で返り討ちにすると、フレッチャーとケイジをリングから追い払った。イスを投げ捨てたオスプレイがケニーとしばし向き合うと場内は大歓声。ケニーが何やら語りかけると、オスプレイは無言のまま去っていった。

 オスプレイがケニーを救出した形となった。そしてケニーはオスプレイの怨敵でもあるドン・キャリス・ファミリーとの抗争が浮上。次週ダイナマイトでケイジを相手にAEW復帰戦に臨むことになった。