日米通算4367安打の金字塔を打ち立て、現在は古巣のシアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏。2025年度の米野球殿堂入りの候補に選出された直後から受賞が確実視されているだけでなく、野手として史上初の“満票殿堂入り”達成にも期待がかかっている。
【画像】BBWAA主催晩さん会に登場!ファンが歓喜したタキシードを着用した大谷翔平を特集! 殿堂入り投票を行なった記者の投票内容を独自に調査、集計しているサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」によると、現地1月8日午後3時10分時点で全体の30.7%に当たる119人が投票内容を公開しており、イチロー氏は全28人の候補者の中で唯一「100%」の得票率を維持。投票自体は昨年末で締め切られているため、あとは投票内容を公開していない記者の結果次第ということになる。
また、その後はCC・サバシア氏(初選出/元ニューヨーク・ヤンキースほか)が「90.8%」、殿堂入り候補ラストイヤーのビリー・ワグナー氏(10回目/元ヒューストン・アストロズほか)が「84.9%」で続いている。殿堂入り当選ラインの「75%」付近には、「76.5%」のカルロス・ベルトラン氏(3回目/元ニューヨーク・メッツほか)、そしてNPB東北楽天ゴールデンイーグルスで日本一を達成したアンドリュー・ジョーンズ氏(8回目/元アトランタ・ブレーブスほか)が「72.3%」で並んでいる状況だ。
満票での殿堂入りは、MLB記録の通算652セーブを残したマリアノ・リベラ氏(元ヤンキース)が2019年に達成した1例のみ。野手では過去に5ツールプレイヤーとして名をはせた外野手ケン・グリフィーJr.氏(元マリナーズほか)が3票、ヤンキースを5度の世界一に導いた名手デレク・ジーター氏が1票を逃した。
史上最高の“安打製造機”は、名だたるスーパースターが阻まれてきた満票の壁を越えることができるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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