・悪夢
その後、ジーンズを裏返してカメムシがいなくなったことを確認。ただポケット内にはカメムシの死骸 & 血が付着していた。完全に悪夢である。また当然ながら事務所はカメムシの臭いが充満しまくっていた。
…………
……だとしても、クリスマスプレゼントなら履くしかないでしょう! 埼玉の山奥育ちのリーバイスがこれだァァァアア!
気絶しそうなレベルの臭いを写真で伝えられないのが非常に残念だが、半年間屋外で天日干ししただけあり、タフでワイルドな色落ちを実現している。洗えば使えるかも……
しかし……
私にはサイズが合わなかった。サイズ違いは「上司からのプレゼント」という絶対に受け取らなければならない状況を回避する唯一の手段……奇跡的にカメムシジーンズを持って帰らずに済んだぞ! 危ねぇぇっ!
(広告の後にも続きます)
・誰が受け取るか問題
しかしこのままYoshioにプレゼントを返すのは申し訳ない……こうなったら隣のサンジュン先輩に受け取ってもらうしかないだろう。
うん、ほんのちょっと臭いだけだから問題ないと思う。逆に胸躍るクリスマスギフトになっちゃうかも。感謝の気持ちが伝わったらいいな〜。なんてね。
ツーン
…………
サンジュン「ふざけんなァァアアア!」
ウギャァァアアアアアアア!
ダメだった。それなら原田記者だ。彼はだいたい何でも喜んで受け取るタイプである。なんならカメムシが入ったままでも良かったかもしれない。
しかし……
死にかけていた。