米専門局も垂涎の日本人対決!「井上尚弥vs中谷潤人ほど魅力的な試合はそう多くない」と“25年に実現を望む試合”で選出

 現地1月8日、米スポーツ専門局『CBS Sports』は、「(ボクシング界で)2025年に最も実現を望むファイト」を特集。「今後12か月の間に行なわれるかもしれない、興味深く有意義な試合が盛りだくさん」とファンの関心を掻き立て、そのひとつに世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)vs WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M.T)が取り上げられている。

【画像】美しすぎるラウンドガール!会場を華やかに彩った、雪平莉左さん&新唯さんを特集! 記事を執筆した同局のブレント・ブルックハウス記者は、「ほぼいつもナオヤ・イノウエがパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングで1位か2位なのは、理由がある」と前置き。これまでに見られた戦いぶりを振り返り、「対戦相手の質に関係なく、イノウエが挑戦者のように見える試合はめったにないのだ」とその圧倒的な強さを称賛した。

 25年は、3試合の実施が見込まれている井上。まず1月24日には、東京・有明ドームでWBO・IBF同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)との防衛戦を控えており、「さらにグッドマンを撃破した後におそらくムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)戦があり、12月下旬には、日本人同士の大一番が見られるかもしれない」と同記者の期待も大きい。

 グッドマン戦後の4月には米・ラスベガスでWBC1位のアラン・ピカソとのマッチメイクも一部米メディアで報じられているが、ここで注目なのは、世界3階級制覇王者の中谷だ。3試合連続KO勝利中で、プロ戦績は井上の28戦全勝(25KO)に対し、29戦全勝(22KO)。記事内では、「12月に東京で行なわれるナカタニvsイノウエほど魅力的な試合はそう多くない。もし実現すれば、勝った方が25年ファイター・オブ・ザ・イヤーの栄誉を手にするだろう」と予測が記されていた。

 はたして今年は、ボクシング界でどんな熱いファイトが見られるだろうか。今回の記事で紹介された「25年に実現を望む試合」は、以下の通りだ。

オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)vsダニエル・デュボア(英国)
デビッド・ベナビデス(米国)orデビッド・モレル(キューバ)vsアルツール・ベテルビエフ(ロシア/カナダ)orドミトリー・ビボル(ロシア)
テオフィモ・ロペスvsライアン・ガルシア(ともに米国)
ジャーボンテイ・デービスvsシャクール・スティーブンソン(ともに米国)
井上尚弥(大橋)vs 中谷潤人(M.T)

構成●THE DIGEST編集部
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