ゴルファーにとって1番イヤな季節、それは”冬”。気温が下がり体が動きにくくなると飛距離も落ち、力んでしまったり、無理に体を大きく動かそうとして上手く打てない。
そんなときでも、簡単にドライバーショットの飛距離をアップさせるコツを有村智恵プロがわかりやすくレッスン。寒い冬でもビッグドライブで好スコアを連発しよう!
ドライバーはアッパブローに打ちたい!
ドライバーショットで飛距離をだすコツは、クラブヘッドをアッパー軌道でいくことです。クラブの中で一番長く、スイング中に強い遠心力が発生するドライバーは、どうしても手打ちになりやすく、全身をつかって正しいスイングをすることが難しです。
そうすると、上から叩きつけるようにクラブを動かし、ダウンブローに打ってしまいます(上の写真)。これでは、ロフト通りに球が上がらず飛距離もでません。
ダウンブロー(画像×)
アッパー(画像○)
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簡単に全身の使い方を覚えられる!バランスボール投げドリル
全身をつかったスイングを覚えるには、バランスボールを投げるのが効果的です。両腕で横から挟みこむように持って、目標方向へ投げるだけです。
このとき、目標方向やや左へ球が飛んでいくように投げてほしいのですが、方向だけ気を付けて腕だけで投げてはダメです。下半身をしっかり踏ん張って、上半身を大きく回転させながら思い切って投げてください。
バランスボールを持っていない人は、クッションのように、大きくて軽いものをつかって練習してみてください。練習場では、ボールを入れるかごを振るだけでもイメージできますよ!
いかがでしたか? バランスボールを使ってドライバーのスイングを練習しましょう。
有村 智恵
●ありむら・ちえ/1987年生まれ、熊本県出身。159cm。通算14勝(メジャー1勝)4月に双子の男の子を出産。
構成=岡田豪太
写真=田中宏幸
協力=エースゴルフ赤坂