マウスコンピューターは、ゲーミングブランド「G TUNE」と法人向けパソコンブランド「MousePro」から、インテルCore Ultraプロセッサー(シリーズ2)とインテルB860チップセットを搭載したデスクトップパソコンを2025年1月14日より発売する。
インテルCore Ultraプロセッサー(シリーズ 2)はインテル初のデスクトップ向けCore Ultraブランド製品で、AI処理専用のプロセッサーであるNPUを搭載しており、高速かつ効率的なAIタスク処理を実現する。
インテルB860チップセットを搭載したマザーボードは、Thunderbolt 4、インテル製2.5GbE対応LANを搭載し、大容量のデータを効率的に、高速転送が可能。また、PCI Express ×16スロットはPCI Express 5.0に対応しているため、今後の発売が期待されるPCI Express 5.0対応グラフィックスカードなど将来的な拡張性を持つ。
モデルの一例として、インテルCore Ultra 7プロセッサー265、NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER、32GBメモリ、1TB M.2 NVMe SSDを搭載した「G TUNE DG-I7G7S」は税込34万9,800円より。インテルCore Ultra 7プロセッサー265、NVIDIA RTX 4000 Ada 世代、32GB メモリ、500GB M.2 NVMe SSDを搭載した「MousePro BP-I7N40」は税込56万0,780円より。
製品特長
インテルB860チップセット搭載マザーボードを採用
2025年1月6日に発表されたインテルB860チップセットを搭載したマザーボードは、Thunderbolt 4およびインテル製2.5GbE対応LANを搭載しており、高速で効率的に、大容量データを転送可能。また、PCI Express ×16スロットは高速転送が可能なPCI Express 5.0に対応しているため、今後の発売が期待される PCI Express 5.0 対応グラフィックスカードを搭載可能になる。
インテルCore Ultra 7プロセッサー265
インテルCore Ultra 7プロセッサー265は、インテル初のデスクトップ向けCore Ultraブランド製品で、AI処理専用のプロセッサーであるNPUを搭載しており、高速かつ効率的なAIタスク処理を実現。Performance-cores(Pコア)を8コア、Efficient-cores(Eコア)を16コア搭載しており、各コアへの適切なタスク分配を助けるインテルスレッド・ディレクターの働きによって、ワークロードを最適化、適切に処理している。また、インテルターボ・ブースト・マックス・テクノロジー3.0により、シングルスレッドでの性能が求められるアプリケーションにおいても高いパフォーマンスを発揮する。
用途に合わせたグラフィックスカードを搭載
「G TUNE DG-I7G7S」は、NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPERを搭載している。NVIDIA GeForceRTX 4070 SUPERは、NVIDIA Ada Lovelaceを採用したグラフィックスカードであり、第4世代Tensorコア、第3世代RTコアを搭載している。
第4世代Tensorコアは、NVIDIA DLSS 3などの先進的なAI技術の実現・高速化を担い、DLSS Super ResolutionやDLSS Frame Generation、NVIDIA Reflex の技術を通じて、高画質を維持しながらフレームレートおよびパフォーマンスを向上させる。第8世代 NVIDIA Encoderを1基搭載するとともに、AV1ハードウェアエンコードにも対応し、対応アプリケーションで利用可能になる。
「MousePro BP-I7N40」は、NVIDIA RTX 4000 Ada世代を搭載する。NVIDIA RTX 4000 Ada世代は、NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャを採用したグラフィックスカードであり、AI、リアルタイムレンダリング、グラフィックス、およびコンピューティングワークロードに適している。48個の第3世代RTコア、192個の第4世代Tensorコア、および6,144個のCUDAコアと20GBのエラー訂正コード付き(ECC)グラフィックスメモリを組み合わせており、大規模なデータセットと複雑なビジュアルワークロードを処理する。
第3世代RTコアは、フォトリアリスティックレンダリングにおいて画期的な性能を発揮する。第4世代Tensorコアは、インテリジェントチャットボット、ジェネレーティブAI、自然言語処理(NLP)、大規模言語モデル(LLM)、コンピュータービジョン、NVIDIA Deep Learning Super Sampling 3.0(DLSS 3)などのAI技術を大幅に加速するよう設計されている。構造化スパース性と8ビット浮動小数点(FP8)精度を活用することで、前世代比で最大4倍の推論性能向上を実現し、メモリ負荷を軽減し、AIスループットを飛躍的に向上させる。