[ 設立30周年記念特集  #02 ]   LiLiCo ×よしひろまさみち が「サーチライト・ピクチャーズの“過去・現在・未来”」を語る  [ 現在編 ] 

『ノマドランド』

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『異人たち』

――確かにLiLiCoさんが紹介されていました。

LiLiCo あれは傑作ですよ。まさに人生はあれだよと。あれを観てから、私はちゃんとシェフに何が美味しかったのか言うようになりました。

よしひろ サーチライト作品は総じて優劣がつけられない、つけたくないですね。自分のタイプじゃなかったとしても良作揃いだし、誰かに刺さる作品ばかりだから。

――今回の30周年の特別企画では、劇場で6本の作品を上映しています。『リトル・ミス・サンシャイン』、『(500)日のサマー』、『グランド・ブタペスト・ホテル』(2014)、『シェイプ・オブ・ウォーター』、『犬ヶ島』(2018)、『ジョジョ・ラビット』(2019)です。

LiLiCo  実際『シェイプ・オブ・ウォーター』って日本で興行的にどうだったんですか。あまり話題にはなっていなかったんじゃないかと思ったんですが。

よしひろ 私は大好物ですが、いわゆる超大作のような話題の盛り上がり感はなかったですよね。

――ところがこの作品はサーチライトの歴代でいくと、日本で2番目の興行成績なんです。

よしひろ え? すごい。オスカー効果ですかね。