ホテルの宴会で31人感染『ノロウイル食中毒』 にぎり寿司が原因 特に「冬に注意すべき理由」とは…

従業員の手指から…

なお患者と、にぎり寿司を作った飲食店従業員の便から、ノロウイルスが検出されたことから、ノロウイルスによる食中毒と断定。

にぎり寿司は『居酒屋 菜花野』(大阪市港区)で、宴会当日に作られ、ホテルに持ち込まれた。

寿司を握っている過程で、従業員の手指から寿司に、ノロウイルスが移ったとみられる。


(画像:イメージ)

保健所は、店を9日から3日間の営業停止処分とした。

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冬の低温はウイルスの生存に有利

全国的に、冬は「ノロウイルス食中毒」が流行しやすい。

ノロウイルスには、寒冷な環境で長時間安定して存在できる特徴があり、冬の低温がウイルスの生存に有利に働くためだ。


(画像:ノロウイルス 提供:東京都健康安全研究センター)

ノロウイルス食中毒を予防するためには、

・トイレの後、調理をする前、食事の前にはしっかりと手を洗う。特に「2度洗い」が効果的。

・おう吐や下痢、風邪に似た症状がある場合は、調理に従事しない。

などと、保健所が呼びかけている。