「補強が終わったとは思っていません」FC東京の小原GMがさらなる強化を示唆。「もう1枚欲しい」と明言したポジションは?

 2025年1月10日、FC東京の新体制発表会が開催された。そこでゼネラルマネージャー(以下GM)の小原光城が今季ここまでの補強について次のように述べていた。

「今季の選手編成についてはまず、現有戦力に残ってもらう。そこに注力しつつ、ディエゴ(・オリヴェイラ)選手の予期せぬ引退があったとはいえ、より攻撃的に、そして失点を減らすところも含めて考えました。そのうえで核となる選手を意識しながら補強をしてきました」

 例えば、昨年限りで引退したディエゴ・オリヴェイラの後釜としてマルセロ・ヒアン(サガン鳥栖から)、荒木遼太郎(鹿島アントラーズへ)、原川力(柏レイソルへ)が退団した中盤には橋本拳人(エイバルから)を迎え入れている。このふたりの獲得について小原GMはこう説明した。

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「ディエゴ選手の引退を受けて前線で核になる選手が必要。ディエゴ選手に依存していたわけではないですが、彼の代わりになるストライカーを探していました。前線で起点となり、二桁得点を奪える選手。我々のスピードを活かすために背後も取れる、ポストプレーもできる。その中でマルセロ・ヒアン選手を獲得できました。

また、原川選手や荒木選手の退団もあって、中盤での力の確保と言いますが、そこで橋本選手を補強しました。橋本選手は得点も取れますので」

 ただ、小原GMは「補強が終わったとは思っていません。これから引き続き核となる選手を探し求めていきます」と明言。ここまでの補強を「70から80点」という小原GMは「特に前線のところはもう1枚考えています。無理やり獲ろうとは思っていなくて、この選手というタレントがいれば。日本人、外国人問わず探しています」とも話していた。

 100点に到達させるための“目玉補強”は実現するのか。FC東京の動向に注目したい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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