福袋の楽しみには前半と後半がある、そう私(佐藤)は考える。買うところまでが前半で、買ってからが後半である。大抵の商品は買って終わるので前半で楽しみが終了してしまう。無料券や割引券などは買った後に使うので、それが後半というわけ。
私も今回、後半の楽しみに該当する福袋をひとつおさえておいたぞ。「マリオンクレープ」の3000円の福袋である。正月の慌ただしさも落ちついて来たので、福袋のクレープ無料券5枚を一気に使って豪遊しようと思ったところ! 勘違いで豪遊し損ねた……。
・深刻な福袋格差
実はこの福袋はイナバタクヤが購入したものと同じ。彼は昨年末からマリオンクレープの福袋を購入する予定を立てて、「ジ アウトレットバーク湘南平塚」で買う算段をつけていた。
そうとは知らずに私は、元日の秋葉原「ヨドバシAkiba」のマリオンクレープでたまたま見つけて購入してしまったのだ。
同じものだが、購入時の状況はずいぶん違っている。彼は20~30人の行列の最後尾に並び、約40分待った後に買ったそうだ。
私は通りすがりで福袋を目にして、即座に購入。「あ、これください」くらいの感じで待機時間ゼロで即買いできてしまった。
同じ福袋でも買うための労力にこんなにも開きがあるとは、これが「福袋格差」というヤツか……。
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・クレープ無料券! (使い方に注意)
さて、中身を見てみよう。イナバと同じ3000円福袋ではあるものの、中身は少々異なっている。
彼はミニトート・磁器プレート・無料券の3点が入っていたそうなのだが、私の方はミトン・磁器プレート・無料券の3点だった。
無料券1枚で600円までのクレープ1個と引き換えできる。したがって、5枚×600円なのでこれだけで元が取れているというわけ。とってもお得な福袋だ。
っつうわけで、これでクレープ食っちゃうぞ! ヨシ、今日は俺のおごりだ。砂子間、ついてこい! みんなにクレープ食わせてやっからな!
佐藤「おい、砂子間早く来い、行くぞ!」
砂子間「え? あ、はい」
佐藤「走るぞ、全力でついて来い!」
砂子間「走る? は、はい」
佐藤「はい、来ました。マリオンクレープ新宿モア4カフェ店です。この5枚の無料券でクレープ食っちゃうよ~ん」
佐藤「無料券は600円までだからな、どれにするかなあ。みんな一緒でいいよな?」
砂子間「いいじゃないですか、何でも」
佐藤「おい、もっとワクワクしろよ! クレープだぞ」
砂子間「ワクワクしてます、めっちゃワクワクしてます」
ところがここで悲劇が!?
佐藤「この券、使われへんかった~」
砂子間「え? そうなんすか」
佐藤「どこでも使える券とちゃうかった。クレープが、ワシのクレープが……」
砂子間「そうなんすか」
この券は全店で使えるタイプの券ではなく、福袋を購入した店舗。つまりこの場合はヨドバシAkiba店でしか使うことができなかったのである。
ということで、皆さんもご注意頂きたい。購入店でのみ使用が可能だ。なお、有効期限は12月31日までなので、次にアキバに行くタイミングで使いたいと思う。
佐藤「ヨシ、砂子間。帰るぞ、走れ!」
砂子間「え? あ、はい」
~ おわり ~