今年で51度目となる『東京スポーツ新聞社制定2024プロレス大賞 supporet byにしたんクリニック』の授賞式が都内のホテルで盛大に行なわれた。年始の風物詩でもある授賞式だが、コロナ禍の影響で大々的なパーティー形式での開催は久しぶりだという。にしたんクリニック協力のもと、授賞した選手をはじめ、各団体の関係者やマスコミなどが多数詰めかけた。MVPは新日本プロレスのザック・セイバーJr.がボブ・サップ以来、2人目となる外国人の戴冠。ザックは「日本は自分のホーム。パスポートはいらない」と改めて親日家をアピール。
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この日、積極的に記念撮影をしていたのが、話題賞を授賞したスターダムのIWGP女子王者、岩谷麻優だ。スターダムは昨年、生みの親であるロッシー小川氏が選手を連れて退団。新団体の設立に動くなど激震に襲われたが、岩谷はスターダム残留を決めるとIWGP女子王座を長期に渡って保持している。この日はめでたい日とあって、岩谷、小川氏、スターダムの岡田太郎社長という禁断のスリーショットも実現。岩谷は他にも来賓で訪ねていた藤波辰爾、棚橋弘至をはじめ、話題賞のダンプ松本、ブル中野、IWGP戦を競ったSareee、敢闘賞では1票差で敗れたプロレスリング・ノアの清宮海斗、最優秀タッグ賞の全日本プロレス、斎藤ブラザーズ、最優秀試合賞の新日本・辻陽太&後藤洋央紀、新人王の新日本ボルチン・オレッグ、MVPのザックとも一枚の写真に収まっている。本人曰く「何も食べられませんでした」と用意されていた食事を口にできなかったことを惜しんでいた。
乾杯には小橋建太氏も駆けつけ、グレート小鹿や越中詩郎といった顔も見られたが、かつて夢の顔合わせの宝庫と言われたプロレス大賞の授賞式もかなり静かなものになってしまった。ジャイアント馬場、アントニオ猪木亡き後、OB、OGを含めてプロレス関係者にはもっと集まってほしいところ。昔から見て来ただけに、もっともっとワクワクするようなツーショットが見たいというのが本音である。かつては若手同士でも数年後には価値あるような写真が撮られていたもんだ。
またプロレス大賞とともに日本でも価値のある殿堂を設立してもらいたい。歴史を振り返るきっかけを作るのも私たちマスコミの使命である。
取材・文⚫︎どら増田
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