2025年1月初旬、アメリカ、ロサンゼルス近郊で大規模な山火事が発生し、大きな被害をもたらしました。日本でも報道されていますが、その火事の煙は宇宙からもとらえられました。
こちらはESA(ヨーロッパ宇宙機関)が1月8日に公開したもので、ヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル2が現地時間1月7日10時36分にパシフィック・パリセーズ付近を撮影した画像です。立ち昇る煙が鮮明にとらえられています。パシフィック・パリセーズでは7日の朝に火災が発生しました。
こちらはNASA(アメリカ航空宇宙局)の地球観測衛星アクアが、1月7日の午後にとらえた画像です。センチネル2の画像より広範囲が映っています。煙が出ている付近の右にロサンゼルス市街があります。この画像は、NASAが運用するウェブサイト「NASA Earth Observatory」で、2025年1月9日の「Image of the Day(今日の画像)」として掲載されたものです。
こちらは1月9日に、ヨーロッパのコペルニクス・センチネル3衛星が撮影した画像です。7日の画像とは異なる場所からも煙が広がり、ロサンゼルス市街が広く煙に覆われているのがわかります。
(参考)「宇宙からみた地球」記事一覧
(参照)ESA(1)、(2)、NASA Earth Observatory