ものまね芸人・こいでまほがリアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 婚活ダイアリー』。
マッチングアプリをやりすぎて、200人近く会っていると緊張もまったくしなくなり、相手のちょっとした言動に過剰に反応するようになるし、無感情にもなります。それは非常にもったいないことですが、そもそも違和感ある時点で違うのかもしれません、よくわからないですが…。
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■違和感を感じたら
自分が“選べる立場”にいる女なんて思ってもいないですし、何回か会って向き合って、相手の良いところも見るようにすればよいのですが「次にいけばいい」「結局、1.2回会うだけの希薄な関係」というのが根っこに出来てしまうと、どうしてもジャッジしてしまうのです。こんなふうに。
「急にサプリを飲みだした」。これだけで、やばい! やめておこう。と思ってしまいました。なぜなら、勧誘という体験があったから。サプリ=勧誘。きっと明日にはLINEに勧誘のURLが来るに違いない。そう思い込んでしまいます。ただ健康のために飲んでるだけかもしれないのに。
「LINEでちょっとでも変なのくると拒絶」。相手のLINEの文章も気になります。スタンプだけ送ってくる人は、なにがしたいのかわからないとイライラ。「今度、マンガ喫茶行かない?」なんてLINEが来たときには、学生か! デートのセンスない! と呆れ、スルー。なんてことをしていました。どんどんジャッジが厳しくなっていました。
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■「何型ですか?」
血液型を聞かれると即冷める、という現象も訪れていました。血液型なんかで人を判断しているのか! と。私はB型なのでどうせ、うわぁ…とか言われるに決まってる! でもB型であることを誇りに思いBだと声高らかに宣言すると「よかったぁ、僕、Aがムリでして!」と返信が。B拒否ではありませんでしたが、血液型を重要視している時点で、はい、スルー。ということもありました。
あとは「僕、好み変わってるんです!」。ただシンプルに可愛いと言ってくださればいいのに、僕、変わってるって言われるから、まほさんがタイプです、と。それ、いちいち言わなくてよくないか? むしろ失礼だ。テンションが下がるだけ。このように1つ引っかかると次に進めなくなります。
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■自信
そんななか、マッチングアプリDを使ってある青年とマッチング。恵比寿のおしゃれカフェでランチをしました。彼はとても大人しくて、瞳が悲しそうにずっと潤んでいました。身の上話を聞いていくと「家族全員、医者。僕だけ違う」それがコンプレックスだと話していました。そういう家庭環境ってありそうだなぁ、大変な思いしたんだろうなぁと伝わりました。私も自分のことをただつらつらと話していると、こう言われました。
「まほさんは、本当は自分に自信がない気がする」と。「成功体験をもっと積み重ねるべき、小さなことでいいから」。なんだかドキッとしました。私が、アプリでたくさんの人に会ってるのは自信がほしいから? 承認欲求ほしかっただけ? 楽しいからだと思ってたけど違うのか? ただ単に元カレ・えびおくんを忘れるためでもあるんだけど…彼の言うとおりかもしれない。
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■“アプリの次”に挑戦
変な雰囲気になり食事は終了。LINEだけ交換し解散しました。なんとなくもう会えない気がしましたが、自分からデートを誘ってみると、最近できたLINEで長押しするリアクションのグーの反応のみで終了。脈なしとなりました。
「自分に自信をもつ」か…。やっぱり今の状態では恋愛しないほうがいいのかもしれない、仕事だけがんばったほうがいいのかも。とはいえ出会いは求めてゆきたいので、アプリじゃなくずっと苦手としてきた合コンをしてみました。それなりに楽しめるはずでしたが、相手にされないレベルのハイスペックたちが登場し…そして、腹いせに相席居酒屋に? なんでも経験してみよう、続く!
太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。
(文/Sirabee 編集部・こいで まほ)