超ロングヘア時代に神だったアイテム / 全員持ってる例のやつや、まさかのメーカー指定のドライヤー

・ナノケア

最後はナノケアだ。あるいはイオニティ。つまりパナソニックのドライヤーである。まさかのメーカー指定。今までいろんなドライヤーを試してきたが、ナノケアはマジでヤバい。

何故なのかは全くわからない。恐らく温度や風速、風量、そして温風の流れとか、何かそういうのが上手いことなっているのではなかろうか。とにかく仕上がりが良い。

出張で泊ったホテルにナノケアがあると好感度が増すくらいに、私はナノケアを評価している。ナノケアに乗り換えた切っ掛けも、出張先のホテルで初めて使って驚愕したからだった。

具体的にどう変わるのか? 切る前の私の80㎝ほどもある長髪をホテルの使い捨てのプラ櫛で漉く場合、その辺のドライヤーで仕上げると毛先辺りで1度は引っかかるのに対し、ナノケアで仕上げると抵抗ゼロで通り抜けるようになる感じ。

これは手触りだとけっこうデカい差がある。風が吹いた時のなびき方とかも明らかに違う。

私のは型落ち品だと思うのだが、乾かした時のサラサラ感としっとり感は、他のドライヤーとマジで違う。ひとつ弱点をあげるとすれば、私のナノケアは乾かす速度がちょっと遅いという点か。

イオニティも古いモデルを所持しているのだが、そちらは大風量モデルで早く乾く。ただし仕上がりがナノケアより少し劣る。私は急ぐときはイオニティで、急がない時はナノケアを使っていた。出張に持ち出すのはイオニティ。

ドライヤーにこれ以上を求める必要性は感じておらず、1万数千円台の型落ち品でドライヤーに期待できる最大の結果を得られると感じている。それ以上はシャンプーやトリートメントでやる領域だろうというのが私の考えだ。

サロニアについても述べておこう。これはコスパが素晴らしく、とにかく早く乾く。短髪の時に使っていたし、今も所持している。しかし長髪になると、どうも温風を当てた際の髪の束の表面が乾燥しすぎる感があった。

そして気流の問題なのか髪の束の内側や、温風に対し裏側の乾きが悪い。ナノケアやイオニティだと温風が回り込んでいくところ、サロニアは表面特化みたいな。これはショートヘア向きだと感じた。

おっと、櫛とドライヤーにしか触れていないのにもうこの分量だ。しかし逆に言えば、櫛とドライヤーがそれほど重要だったということ。他にも伸ばし続けた間ずっと使っていたシャンプーなどあるのだが、それは別の機会にしよう。

執筆:江川資具

Photo:RocketNews24.