・CDに埋め尽くされたプール
入り口にあった謎の鳥のオブジェと記念撮影をしつつ、
エレベーターで3階へ。入り口の詳細はDisc-auntの公式Xに記載してある。
3階ではXのDMにてやりとりをしてくれた男性スタッフが待ってくれており、待望の「例のプール」に案内してくれた。
ドキドキしながら入っていくと……、
来たー!!
CDの大海原! 何千枚、何万枚、いや何億枚もありそうなCDで埋め尽くされたプール! ド迫力である。
ちょっと角度を変えて見ても……、うん、すごい。
呆気にとられていると、スタッフがピンクの可愛い軍手を貸してくれた。
声さんも薄手のビニール手袋をくれたので、探しやすいように左手に軍手を、右手にビニール手袋を装着。さすが経験者は準備万端!
しかもこのビニール手袋は装着したままスマホの操作ができるので、のちのち重宝することになる。
準備も整い、いざ、プールにイン!
ザブーン!
目の前には、CDが詰め込んである段ボールの山、山、山。一体どういう状況なんだこれは。
どこから手をつけていいか分からず呆然とする私を横目に、ガガーリンさんと声さんは黙々と発掘作業を開始している。
よし! 私も負けてられないと、作業開始!
特にお目当てのCDはなかったのだが、心奪われるおもしろCDと出会いたい!
事前にスタッフから伝えられた注意事項は「散らかさないこと」のみ。以前は段ボールに詰め替えながら見る、というルールがあったらしい。
膨大なCDの数に圧倒されながらも、夢中になってCDを掘っていると、床に散乱しているCDをついバキッと踏んでしまう。
注意はしているのだが、散乱具合もなかなかで、CDを探しているのにCDを踏んでいるという、背徳感なるや。申し訳ない……。スニーカーで良かった。
それにしてもすごいCDの数だ。全部見ることは不可能だろう。
(広告の後にも続きます)
・青春を彩ったCDたち
CDの大海原を泳いでいると、たびたび懐かしい気持ちに襲われる。ちょうど私はMD世代。お気に入りの曲をCDからMDに入れていた。その頃のCDが山のようにあるのだ。
ZARDのアルバム『ZARD BLEND〜SUN&STONE〜』。中学生の頃、擦り切れるほど聞いていて、家族旅行の車の中でもエンドレスでかけていた思い出の1枚。ちなみに現在、兄の車で再びエンドレスで流れている。
PUFFYもめちゃめちゃ世代だった。それにしても8cmCD、久しぶりに見る。
私の時はシングルといえばこの形で、今でも何十枚と実家にある。
大好きだったゲーム「サクラ大戦」のCDを発見! これは買い! と思って開くと、
大月みやこ全曲集……。
こういうフェイントがたびたびあるので要注意。
珍しいCDというよりもメガヒットしたCDが多く、同じCDが数十枚あることもしばしば。
CDの他にもビデオテープやカセットテープなどもあって、手描きラベルの何かがダビングされた自家製ビデオテープやDVDなどもあった。
怖いもの見たさ、聞きたさもあったけど、呪われたら嫌だなとやめた。
CDむきだしのコーナーもある。もしかしたら「サクラ大戦」のCDとか、ここに紛れてたりするかもしれない。残念ながら探す余力はないけど。