日本代表GKの鈴木彩艶は、パルマでの活躍からビッグクラブの注目を集めている。

　複数のメディアによると、１年目のイタリアで着実に評価を高めている鈴木のプレーをチェックしようと、世界的な強豪たちがスカウトを派遣した。バイエルンやアーセナル、マンチェスター・シティといったクラブだ。

　ただ周知のとおり、以前から鈴木に関心を寄せているワールドクラスの名門がマンチェスター・ユナイテッドだ。アンドレ・オナナの評価が決して高くないなか、新守護神候補として再び鈴木を狙う可能性が噂されている。

　１月10日、ユナイテッド専門サイト『United In Focus』はトップ７リーグの25歳以下の守護神で、鈴木が失点回避トップという『DataMB』の数字を紹介した。
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　さらに、同メディアは「『CIES』はスズキを1900万ポンド（約38億円）と評価している。世界有数の守護神になると見られている選手とすればバーゲン価格だ」

「この金額は、2023年にオナナを獲得するのにユナイテッドに要した4700万ポンド（約94億円）を2800万ポンド（約56億円）も下回る。素晴らしいバリューだ」

「スズキはオナナの後継者として我々のトップチョイスとなるだろう。ことしは、十分な出場機会が与えられ、オナナのポジションを引き継ぐことになるという保証をし、彼を獲得するための完ぺきなチャンスと思われる」

　ファビオ・ペッキア監督率いるパルマで絶対的なレギュラーとして活躍し、チームも残留を争っているだけに、冬のマーケットで鈴木が移籍することはないとも言われている。だが、パルマの状況次第で、来夏の去就が取りざたされる可能性は少なくないだろう。

　ルベン・アモリム体制で復活を目ざすユナイテッドに、鈴木が加わることはあるのか。あるいは、別のクラブに移籍するのか、それともパルマに残るのか。22歳の今後から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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