物価高の日本の台所事情を支えているのは、もしかしたら、「ロピア」のような大手スーパーかもしれない。量が多いものを安く提供してくれるからだ。そんなロピアには正気を疑うレベルの商品がゴロゴロ並んでいる。
たとえば、全体の半分がイチゴと言われる「いちごどっさりスイーツ」や、全長20センチのウナギの乗った「うな玉丼」などがある。
私(佐藤)も最近見つけてしまった。重さと価格のバランスがおかしい杏仁豆腐を。総重量1キロ超えなのに、価格はなんと1000円以下! ロピアオリジナルの「ロピタのほっぺ」はさすがとしか言いようがない……。
・驚きは少なくなった…
実をいうと、私は最近ロピアから遠ざかったいた。お店が近くにないというのも理由のひとつだが、以前ほど安さを感じなくなってしまったからだ。
2021年に税別500円で販売していた巨大すぎる「モンスターバーガー」は、この3年の間に値上がりして、見かけることさえも少なくなった。取り扱いのある店舗では、税別で800円台に突入しているそうだ。
郊外に出かけた時に、稀に店に遭遇することがあってザっと商品を確認してみると、昔感じた驚きはなくなってしまった。これも時代の流れだろうか。ロピアといえども、押し寄せる物価高の波にはあらがえないのか……。
そんなある日、たまたま妻とロピアを訪ねる機会があった。私は何度もお店を訪ねているが、妻はほとんど利用したことがないというので、連れ立って買い物に出かけたのである。
久しぶりにゆっくりと販売商品を見てみると、モノによっては安いと感じさせるものは多々あるが、それでも驚きは少なくなった。肉はロピアの得意分野なので安いけど、今の時季は野菜が高いねえ。とくに葉物野菜は。ロピアに限った話ではないけど。
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・キロの杏仁!
買い物を終えてレジの方に向かおうとしたところ、チルドデザートコーナーでこんな貼り紙を見つけた。
「ロピアオリジナルからついにプリンが登場しました。おいしさも食感も大きさもコスパも全部大事だから全部こだわりました♪♪」
「新発売ロピタのほっぺプリン」だと!? あとから調べたところ、どうも今秋から販売が始まっていたらしい。330グラム × 3個ってことはほぼ1キロやないかい!
それはぜひとも見てみたい! と思ったけど、ショーケースに在庫はゼロ。売り切れだった……。
ふと後ろのショーケースを見ると、プリンではなく杏仁豆腐ならあった。これもロピタのほっぺだから、プリンの仲間だな。1つ買って帰ろう。
気になるお値段はというと……税別599円! 安ッ!! 1個で500円でもおかしくない大きさなのに、3つでこのお値段!
そうそう、コレコレ! こういうのがあってこそロピアだよ。