「士業」とは、「しぎょう」「さむらいぎょう」と読み、「弁護士」「税理士」などのように、語尾に「士」がつく職業のことです。それぞれ専門的な知識を必要としており、それらをまとめて「8士業」「10士業」と呼ぶこともあります。
ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、全国の主婦を対象に「なりたい士業は?」というテーマでアンケートを実施しました。
国家資格や専門資格を必要とし、なるのが難しいイメージがある「士業」のうち、多くの主婦が「なりたい」と選んだものはどれだったのでしょうか。さっそく見ていきましょう!
第2位:司法書士
第2位は、「司法書士」です。得票率は17.2%でした。不動産登記や会社・法人登記の専門家で、登記や供託手続きの代理や、(地方)法務局長や裁判所、検察庁などに提出する書類の作成などを行うことができます。
司法書士になるには2つのルートがあり、そのうちの1つが司法書士試験に合格することです。もう1つは法務大臣の認定を受けることですが、司法書士試験に合格するルートが一般的といえるでしょう。合格率は毎年約4〜5%程度と低く、難易度の高い試験となっています。試験の範囲も11科目と広く、多くの知識を必要とする資格です。また、試験合格後は研修を受け、司法書士としての業務を始めるには、日本司法書士連合会への登録を行う必要があります。
(広告の後にも続きます)
第1位:行政書士
第1位は、得票率17.7%を獲得した「行政書士」でした。行政書士の仕事は、各省庁や都道府県庁、市・区役所といった官公署に提出する書類の作成やその内容の相談、提出する手続きについて代理することなどです。近年、国民生活において官公署に書類を提出する機会は多くなっていますが、中には高い知識を必要とするものもあります。そんなとき、そうした書類を正確・迅速に作成してくれるのが行政書士なのです。
行政書士は、行政書士試験の合格のほか、弁護士や弁理士、公認会計士、税理士といった資格を持つ人が行政書士名簿へ登録することでもなることができます。行政書士試験の合格率は例年10%前後ですが、法律に関する資格の中では比較的取得しやすいともいわれています。