スムーズに妊活を進められるように、プレコンセプションケアを取り入れてみましょう。自分がすぐに妊活に臨めるか、知ることができます!
教えてくれたのは…
岡田有香先生
グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長。2014年聖路加国際病院に入職、出産や不妊治療に関わる。2021年から杉山産婦人科でも不妊治療を学ぶ。妊活関連の情報をインスタグラムで発信中。
@dr.yuka_okada
『100%授かれるという妊活はないので、なるべく妊娠の可能性を上げてあげるということが大切です。そのために、今すぐではなくても妊娠を望むなら、プレコンセプションケアを受けておくといいでしょう。血液検査やがん検診など、最低限のことは含まれていて、ブライダルチェックに近い部分はあるのですが、その人の段階に合わせて検査項目は変わります。1年以内での妊活を考えるなら、流産になりやすい体質じゃないかとか、そういうものを含めて採血をしますし、とりあえず今はまだ考えてないという方なら、がん検診、抗体検査、希望があればAMH検査で卵子の在庫を見たりしますね。卵子凍結もプレコンセプションケアの中の一つ。将来出産を考えているが、今はパートナーがいない人に対して、妊娠の可能性を上げる選択肢の一つになりますね。』
プレコン・チェックシートで自分の体について知っておこう!
□ 適正体重をキープしよう。
□ 危険ドラッグを使用しない。
□ 禁煙する。受動喫煙を避ける。
□ 有害な薬品を避ける。
□ アルコールを控える。妊娠したら禁酒する。
□ 生活習慣病をチェックしよう。(血圧・糖尿病・検尿など)
□ バランスの良い食事をこころがける。
□ 食事とサプリメントから葉酸を積極的に摂取しよう。
□ がんのチェックをしよう。(乳がん・子宮頸がんなど)
□ HPVワクチンを接種したか確認しよう。
□ 150分/週運動しよう。こころもからだも活発に。
□ かかりつけの婦人科医をつくろう。
□ ストレスをためこまない。
□ よい睡眠をとろう。
□ 持病と妊娠について知ろう。(薬の内服についてなど)
□ 感染症から自分を守る。(風疹・B型/C型肝炎・性感染症など)
□ 家族の病気を知っておこう。
□ ワクチン接種をしよう。(風疹・インフルエンザなど)
□ 歯のケアをしよう。
□ パートナーも一緒に健康管理をしよう。
□ 計画:将来の妊娠・出産をライフプランとして考えてみよう。
引用元「出典:国立成育医療研究センター」