いつの時代も、年配者は「最近の若者は…」「おれ達が若い頃はもっと…」といった愚痴をこぼすもの。
現在X上では、スーパー戦隊ヒーロー俳優OBの発言が波紋を呼んでいるのをご存知だろうか。
■「元ヒーロー」が投稿したのは…
ことの発端は12日、元俳優・小林良平氏が投稿した一連のポストである。
1990〜91年にかけて放送された『地球戦隊ファイブマン』(テレビ朝日系)の1、2話がYouTubeにて配信されたことを受け、同作にて「ファイブブラック」(星川文矢)役を演じた小林氏は「また再配信されている様です。特に1話2話は素晴らしい完成度なんで是非再視聴ください」と投稿。
また再配信されている様です。
特に1話2話は素晴らしい完成度なんで是非再視聴ください。
最近の学芸会戦隊とはレベルが違い過ぎなので、、 pic.twitter.com/cHncv2dQKm— HERO小林良平 (@ryoheitetsuma) January 12, 2025
一見すると単なる作品の宣伝だが、同ポストの文末には「最近の学芸会戦隊とはレベルが違い過ぎなので…」という1文が綴られていた。
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■「これがヒーローなのか」と悲しみの声
小林氏の発言はX上でたびたび物議を醸しており、2022年には当時放送中の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に対し、「今日朝起きたらドンブラザーズとやらが放映されてたんだけど、学芸会にしか見えない」と発言したことが。
今日朝起きたらドンブラザーズとやらが放映されてたんだけど、学芸会にしか見えない。
— HERO小林良平 (@ryoheitetsuma) September 25, 2022
また、同じく『ファイブマン』にて「ファイブブルー」(星川健)役を演じた元俳優・信達谷圭氏からはアカウントをブロックされているようだ。
もともとフォローなんかしてなかったけど、さっき僕のXにチラッと出てきたから見てみたらこの有様笑
どういうつもりか知らんが、僕たち2人の仲がこれで皆さん分かってもらえたと思う笑
相手の気持ちが分かった以上、とことん攻撃するのが僕のやり方です笑 pic.twitter.com/DNRplbZomG— HERO小林良平 (@ryoheitetsuma) October 21, 2024
今回の発言もX上に大きな波紋を呼んでおり、ユーザーからは「ファイブマンは素晴らしいですけど、あまりそういう言い方はどうかと思いますが…」「出演者からすれば自身の出演作がナンバーワンだと主張するのは当然とは思うけど、そのために他戦隊・他ヒーローを下げるのがヒーローの正しいやり方なんですかねぇ」「マジで本当に悲しい。ファイブマンは見たことないけど、ファイブマンと同じく地球を守るために戦った同じ後輩ジャー達を侮辱するなんてな…」「制作陣の方々に失礼だと思います。有り得ない言い方だと感じました」など、疑問と悲しみの声が相次いでいた。
なお、これらの騒動に対し、小林氏は「ちょっと書いただけで、本当にうるせえなぁ!」「ファイブマンが不人気であろうが、俺が過去の演者であろうが、率直にやっていた人間の感想に文句を言うな! 悔しかったら、戦隊に出てみろ!」と発言している。
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■炎上で最も被害を受けたのは…
一見すると、『ドンブラザーズ』をはじめとする近年の特撮作品が被害者に感じられるが、今回の騒動で一番被害を受けているのは『ファイブマン』であるという意見が多い。
実際、小林氏の発言に対して「というか最近の『学芸会戦隊』より『ファイブマン』の方が、よっぽど駄作扱いされてる頻度高いんだがね」「『ファイブマン』見たことないけど、演者のあんなん見たら見ようとは思わん」といった声が少なからず上がっているのだ。
そのため、純粋に『ファイブマン』という作品を愛しているファンからは、悲しみの声が上がっている。
俺は自分の発言を撤回したり、謝罪したり、そんなことをやるぐらいなら最初から言わない。
顔が見えないからと言って、おかしなことを言って突っかかって来るやつはとことん論破する。— HERO小林良平 (@ryoheitetsuma) January 12, 2025
ユーザーからは発言を是正するよう様々なアドバイスが投稿されているが、小林氏は「俺は自分の発言を撤回したり、謝罪したり、そんなことをやるぐらいなら最初から言わない。顔が見えないからと言って、おかしなことを言って突っかかって来るやつはとことん論破する」と、発言。
ユーザーからの声に対し、「うるさいよ!」「お前とはレベルが違う」「うるせーよ!」「多分お前よりイケてる男だと思う」など、高レベルな論破を披露している。
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
スーパー戦隊ヒーローは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』と『忍者戦隊カクレンジャー』がストライク世代。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)