1月13日(水)、アストンマーティンF1は2025年シーズンもフェリペ・ドルゴビッチをチームのテスト兼リザーブドライバーとして起用し続けることを発表した。
ドルゴビッチはFIA F2のドライバーズタイトルを獲得した2022年からアストンマーティンの育成ドライバーとなり、2023年のプレシーズンテストでは自転車事故で負傷したレギュラードライバーのランス・ストロールの代役を務めた。以降もフリー走行1回目に計5回、ポストシーズンテストに3回参加してきた。
ドルゴビッチはリザーブドライバーを務める傍ら、2024年にはヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)のLMP2クラスに参戦。その年のル・マン24時間レースにはアクション・エクスプレス・レーシングのキャデラックで初参戦を果たし、2025年にはさらにIMSAデイトナ24時間レースにも挑戦する。
スポーツカーレースにも活躍の場を広げるドルゴビッチは、アストンマーティンで同じくテスト兼リザーブドライバーを務める元F1ドライバーのストフェル・バンドーンと交代で、2025年シーズンのF1に帯同する形となる。
ドルゴビッチはリザーブドライバー3年目となる2025年に向けて次のように語った。
「テスト兼リザーブドライバーとしてアストンマーティンに3シーズン目を迎えることができて本当に嬉しく思っている」
「このチームには勢いがあり、共に何を達成できるのか見るのが楽しみだ。新しいシミュレータを含むAMRテクノロジー・キャンパスの素晴らしい施設はチームの野心を示していて、アストンマーティン・アラムコの長期的な成功の一部になれるよう努力を約束する」
「そしていつもながら、チームの継続的なサポートに感謝したい」
また、2024年シーズンまでアストンマーティンのチーム代表を務め、2025年シーズンからはチームのチーフトラックサイドオフィサーとなるマイク・クラックは、ドルゴビッチの舞台裏での貢献を称賛。デイトナでの武運も願った。
「フェリペは我々へのチームに加わって以来、欠かせないメンバーであり、2025年も彼と仕事を続けられることを非常に嬉しく思っている。彼は本物の資産だ」
「特にシミュレータやテストセッションなど、舞台裏での彼の貢献は計り知れない。ステアリングを握っても何もミスをしない」
「フェリペの献身的な努力とフィードバックは我々の進歩に重要な役割を果たしてきた。彼が我々のチームの一員として大きなインパクトを与え続けてくれると確信している」
「来るデイトナ24時間レースでの彼の健闘を祈っている」