貨物用トレーラーを7000ドル(約110万円)かけて改造した“小さな家”を紹介する動画が、YouTubeで「美しく愛に満ちた空間」「すばらしい家庭的な造り」などと反響を呼んでいます。
トレーラーハウスに乗って各地の孫を訪問
動画を投稿したのは、個性的な家を紹介している海外YouTubeチャンネル「Tiny House Giant Journey」。今回は猫と犬と一緒に旅をしながら暮らすジャージーさんのトレーラーハウスを紹介しています。
トレーラーハウスは、4年前に2400ドル(約38万円)で購入た貨物用トレーラーを、7000ドル(約110万円)をかけて改造したもので、とても小さな“家”ですが、彼女のライフスタイルにはぴったりだといいます。
15人の孫がアメリカ各地に住んでいるので、旅行しながら訪問するのが楽しみなのだそうです。
小さいながらも設備の整ったキッチン
トレーラーの大きさは、幅が約1メートル80センチで、長さが約3メートル60センチ。約6.7平方メートルのスペースは“家”としては小さすぎる気もしますが、車でけん引しやすくジャージーさんにとっては完璧なサイズなのだそうです。
室内は息子に協力してもらいながら2週間かけて断熱材と壁や天井などをしつらえ、クッション、ベッドといった家具を整えました。両サイドに小窓もあって、意外と快適そうですね。
室内は白い壁を基調に、天井は黒く塗装した波板(波打った金属板)。全体的にアメリカのカントリー調のテイストでまとめられています。内部の約3分の2はキッチンエリアで残りがベッドスペースとなっています。
キッチンは、キャビネットと十分な広さのカウンターを備えており、卓上コンロの他、多機能オーブンレンジ、冷蔵庫、自動泡立て器、浄水器付きの水タンクなどがあり、今後はシンクも設置したいと考えているそうです。
シャワーとトイレは……?
ベッドスペースには低いチェストが2つと、ソファーを兼ねたベッドが置かれています。ベッドの幅はダブルサイズですが、長さはスペースの制約上約157センチしかありません。ベッドの足元側の棚にはテレビも置かれています。
各種電化製品は、屋根にあるソーラーパネルや複数の大容量バッテリーでまかなっています。また、シャワーはコンパクトに収納できる容器に沸かしたお湯を入れ、下にバスタブを置いて浴びるそうで、トイレはフタ付きのバケツを利用しているそうです。
「美しく愛に満ちた空間」「すばらしい家庭的な造り」
不便もありそうですが、コンパクトなスペースに機能性と自分の好きなテイストを詰め込んだトレーラーハウスに、YouTubeのコメント欄には「美しく愛に満ちた空間」「こんなに小さなトレーラーなのに中は広く感じる」「中が明るくて楽しい雰囲気なのが気に入っています」「すばらしい家庭的な造り」「トレーラーの中でこんなにクリエイティブなことができるなんて信じられない」など称賛の声が数多く寄せられています。
※画像は「Tiny House Giant Journey」のYouTubeチャンネルより引用