「久保建英がいつまでも“若い”状況は好ましくない」新星の台頭が待たれる日本代表で「ウイングバックにピタリとハマるパリ五輪世代」は?

 今の日本代表は既存メンバーの“壁”がとにかく高く、ここに若手が割って入るのは難しい状況だ。ただ、現有戦力に頼ってばかりではマンネリ化を招く恐れもあるので、世界一を目指すうえではやはりニューフェイスの台頭・飛躍が不可欠となる。識者の河治良幸氏は言う。

「この壁を超えてくる選手が誰かしら出てこないとダメですね。そうしないとチームとしての爆発力を出しにくくなる恐れがあります。それこそEURO2004のクリスチアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニー、98年ワールドカップのマイケル・オーウェンのような、強烈な個がないと厳しいかもしれません」

 河治氏は続けて「いつまでも久保建英選手が主力のフィールドプレーヤーで一番若いという状況は好ましくない」と危機感を示した。

「26年ワールドカップの時には久保選手も25歳になります。もはや若手ではないし、現在は日本代表メンバーの平均年齢はそれなりに高いです。だから、とびっきりの若手が出てこないと、北中米大会の次のワールドカップでガタッとチーム力が落ちてしまうかもしれません」
 
 ここから森保一監督の選択を悩ませるようなニューフェイスが現れてほしい。その代表格になってもらいたいのが「最終ラインでは関根大輝選手、高井幸大選手。その前は例えば平河悠選手」(河治氏)。

「パリ五輪世代の平河選手は3-4-2-1システムのウイングバックにピタリとハマるタレントです」

 前線のポジションでの候補者は「鈴木唯人選手、斉藤光毅選手」というのが河治氏の見解である。

 新星の台頭が待たれる。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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