トラックハウス・レーシングは、MotoGPの2025年シーズンに向けてニューマシンを公開した最初のチームとなった。
トラックハウスは、NASCARカップシリーズ用のシボレー・カマロZL1も展示された米国本社での特別セレモニーで、アプリリアRS-GPのカバーを外した。
トラックハウスは2024年に星条旗をあしらったカラーリングでMotoGP参戦を開始し、シーズン半ばにデザインを一新した。2025年はまたカラーリングを変更し、主にブルーのカラーリングを採用。イエローが差し色に使われ、鮮やかなイメージとなっている。
新たにガルフオイルもスポンサーに加わり、そのロゴがフロントフェンダーカウルに掲示されているのも確認できる。
トラックハウスは、2024年のMoto2王者に輝いた小椋藍を起用。7月に新たに2年契約を結んだラウル・フェルナンデスとのコンビとなる。
2023年末に苦境に立たされたRNFレーシングを引き継ぐ形でMotoGPに参戦したトラックハウスは、MotoGP初参戦のシーズンでチームランキング9位。ヤマハのファクトリーからわずか4ポイント差だった。
ライダーズランキングでは、ミゲル・オリベイラ(今季はプラマックに移籍)が5レースを欠場しながら75ポイントで15位、フェルナンデスがそのすぐ後ろの16位に終わった。
チームの2024年のベストリザルトは、1年落ちのアプリリアを駆るフェルナンデスがカタルニアGPで獲得した6位だった。