『スープストックトーキョー』の「福箱」から感じる自信と、そして罠 / 福袋2025

・今年はカレーが充実? 

まずノベルティなど一切付けない、普段から販売しているスタイルの冷凍スープをがっつり詰めているところに、スープストックの自信を感じる。それだけで十二分に消費者が喜ぶことをわかっているからこその、ラインアップであると言えよう。

確かにこれだけのスープが冷凍庫にあるというだけで安心感があるし、嬉しい。ほかには何もいらないな……。

値段についてはスープの内容によりけりかとは思うが、オンラインショップで販売されている「選べる 10スープとカレーセット /カジュアルボックス」でも7300円なので、そこそこお得そうだ。

そして、肝心の福箱ラインアップ。例年いろいろであるが、今年(2025)特に気になるのがカレーが2種類入っているところである。

実は2022年を最後に、長らくカレーは1種類しか入っていなかった。スープストックがカレーに力を入れていることは周知の事実。

どうしたってスープだけではお腹が満たされない時に、カレーがあるととても助かる。しかも美味しいことを、食べたことのある記者は知っている。

そんなカレーを2種入れてくれているということは、今後より一層カレーも充実させていきますよというスープストックからのメッセージであると……勝手に解釈。

その思いをしかと受け止めるべく「7種の野菜の辛くないマイルドカレー」と「東京チキンカレー」を食べてみることにする。

「7種の野菜」のほうは、玉ねぎにキャベツ、ニンジンにレンコン、ニンニク生姜、セロリなどを使っている模様。野菜だけでなく鶏肉も入っているので、食べ応えも十分だ。

何よりしっかり野菜を摂取できている気がして、体だけでなく心にも良い。またその名の通り、辛さもないので、パンチの効いたカレーは苦手という人にも嬉しいだろう。

そして「東京チキンカレー」、こちらはぼちぼちの辛さがあって米がすすむ。玉葱と鶏肉を使った、旨味たっぷりのカレーだ。こちらはスープストックのカレーシリーズの中でも定番中の定番なので、食べたことがある人も多いことだろう。

そうこうしている内に、スープストックのそのほかのカレーも味わいたくなってきた。明日あたりにでも、またオンラインショップで注文してしまっている気がする。

スープストック、恐ろしい子……! まんまと罠にはまったように思わないではないが、こんな幸せな罠ならいくらハマっても良いだろう。

そんなこんなで、ひと箱13パック以上の楽しさと美味しさを味わえたスープストックの福箱。また来年(2026)も発売されることを願いつつ、既存の商品を味わって待とうではないか。

参考リンク:スープストック

執筆:K.Masami

Photo:Rocketnews24.

« 前回の福袋 | 第1回から読む | 次の福袋 »