はい、これはネタ商品。
埼玉発祥のスーパー「ベルク」で売られているオリジナル冷凍餃子の第一印象は、失礼ながらも正直そんな感じだった。
480gの大容量で409円と価格も安め、さらにパッケージをよく見るとなんと……
・クセが強い
「本格ゥゥ! 八角ゥゥ!」
──と勢いがハンパなく、とにかくクセが強かったのだ。
あくまで個人的な見方ではあるが、こういった勢い路線で突っ走ろうとしたものはそのままスベることもしばしば。ゆえに、これもネタ商品として終わるタイプのやつだろうと思ってしまった。
しかし、今となってはベルクに……いや、ベルクさんに謝らないといけない。ここから起死回生の挽回をしてきたのだから。
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・本格的な餃子
ちなみに作り方はスーパーに置いてある他の餃子とそう変わらない。水、油が必要なくらいで焼き方は中火で……ってな感じ。
そして出来上がりを見ても驚きは特になし。しいていえば、だいぶ八角(台湾料理の定番スパイス)の匂いがするなぁ〜くらいだった。……ところが!!!!
口に入れて味わうと、ベルクの冷凍餃子は一気に牙をむいてきた。それはもう舌から感じる八角が尋常じゃなく、なんというか……
ガチすぎる
皮はパリッ、餡はフワッとした感じで「はいはい普通の餃子ね」と思うも、次の瞬間には八角の風味が口全体へ一気に広がっていく。もはや脳が危機感を覚えるくらい八角なのだ……!
攻めたラインとしては結構ギリギリ。とはいえ、最後のところで常識のブレーキは効いていたから計算して作られているのだろう。
「本格ゥゥ! 八角ゥゥ!」と書いていたのも、あながち嘘じゃない。