カメラ性能はDJI中堅クラス
3軸メカニカルジンバル搭載
DJI FlipはDJIの空撮機ラインナップと同様、3軸ジンバルを搭載している。DJI Neoでは2軸ジンバル+Rocksteady補正である程度安定した映像を撮影できるが、3軸はさすがの安定感だ。
カメラユニットはMini 4 ProやAir3と同等
DJI FlipはMini 4 ProやAir 3と同様に1/1.3インチCMOSセンサーを搭載、レンズもほぼ同等スペックだ。カメラユニットはこれらのシリーズとほぼ同じものを使用していると考えられる。
48MP写真、4K100fps動画撮影が可能になっており、10ビットD-Log Mカラーにも対応。よって撮影性能的にはDJIのエントリーモデルとフラッグシップモデルの中間のアドバンストモデルに位置づけされるだろう。
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前面に3D赤外線検知システム搭載
障害物センサーでは前面の赤外線検知システムを採用している。
これまでのDJIラインナップでは前面の障害物検知はビジョンシステムが多く用いられていたが、前作のDJI Air 3SではLiDAR、そしてDJI Flipは赤外線、とセンサー周りが変化のタイミングに差し掛かっているのかもしれない。
実際使ってみるとこの赤外線センサーはうまく働いているように感じた。DJI Neoは下方のビジョンセンサーのみのため、非GPS環境下ではうまくポジションホールドできない場合が多かった。しかしDJI Flipでは安定してホールドでき、これは今回のセンサーのおかげだと考えられる。